プラザウェスト
05年7月さいたま市桜区にプラザウェストがオープンした。桜区役所、図書館、ホールを併せもつ複合施設で、総合体育館と隣接している。市の西部地域で、国の特別天然記念物に指定されている田島ヶ原サクラソウ自生地にそう遠くない。
 南側には一面に水田が開けて自然がいっぱいだ。でもよく見ると休耕田も多く、台地状に盛り土された箇所もある。県が駐車場付の芝生公園を予定して用地買収を進めている最中と言う。
思うように用地買収が進んでいないとの説もあるが、買収は順調に進み稲作用に貸与している土地も結構あるとも言われる。
正面の白いドームの屋根がプラザウェスト。手前の緑の所が県が芝生公園を予定している地域。

私の住んでいる地域は子供の頃には田んぼや小川の自然が豊富だったが、近くに駅ができてからは一気に商業地化・宅地化が進み、田畑はまったく無くなり自然の営みはほとんど感じられなくなってしまった。
このままいくと、ここプラザウェスト近辺も4〜5年後にはすっかり変わってしまう。

アスファルト舗装道 工事中通行止
左上は平成18年1月〜3月に堤防の上部を削り、楽々2車線幅のアスファルト道路を造成した区間
右上は500メートルにわたる5mの盛り土工事を3月末で中断して、サイクリングロードを通行止めにしたままの箇所

荒川堤防は今年初め秋ヶ瀬橋から羽根倉橋間の左岸の土手の上部を削り、楽々2車線幅のアスファルト道路にしてしまった。今は自動車の通行を禁止して、歩行者と自転車の専用道路だが、このまま完成の計画ではないらしい。

羽根倉橋の先は5メートルの盛り土をして、現在工事を中断している。現場の話ではアスファルト舗装をした方との高さを合わせ道路を作るらしい。工事発注者の国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所に聞いても護岸工事というばかりで本当のところはハッキリさせない。しかし、一部住民の話では高速道路を通すとの噂もあるらしい。

私は5年位前までは自然界は「見ていても観えざる世界」だった。堤防や水田そしてその周りに咲く花や昆虫には何事につけ珍しさが先に立つ。でもこの気持を大切にして荒川堤とその周辺の水田の四季を、野の花を中心に綴っていきたいと思う。

平成18年7月21日現在