雨は降りやまず、ついに桜橋の手前で傘をさしての自転車行になりました

出かける頃になってポツンポツンと落ち始めた。でも今日の予報は夕方から雨で、雲の切れ間があり空も明るい。楽観的な見 通しで自転車にまたがった。でも雨は強くはないがやまない。遂に2キロ近く行った桜橋の手前で傘を取り出した。
堤防上に上がって堤防内景色を撮る定点でカメラを構えたが、近くの柵に止っていたカラスは動く気配を見せなかった。最近 はかなり近づいても逃げなくなった。利口なカラスは自分に危害があるか敏感に見分けている。
11月第2週から土を運ぶダンプの往来が始まり、築堤シーズンの幕開けだ。でもすべて羽根倉橋を渡って右岸に向かう。さい たま市側の左岸はまだ何も始ってはいないが今年はどの部分を工事するのか確かめよう。
カラスが2羽 盛土を運ぶダンプ
カラスが2羽柵に止まって動こうとはしませんでした 盛土を運ぶダンプカー、羽根倉橋を渡り右岸に向かう
プラザウエストを望む 道場の堤防内
手前の桜の葉が黄葉し、乾田も枯色です すっかり初冬の景色が展開しています
※上記2枚の写真はクリックすると前月27日の同じ場所の写真がアップされます

ヨシやアキノノゲシの枯れ姿は雨に濡れて生気を取り戻したようでした

羽根倉橋からは迂回路に下り、濡れて黄土色が鮮やかになったヨシ原を右手に見ながら走った。さすがこの天候では追い抜い て行くロードレーサーも対向自転車も無い。昭和水田の真ん中の沿道には綿毛を飛ばし終わったアキノノゲシの萼が花のようにつ いて面白かった。
濡れて重くなったヨシの穂 雨で霞んだような田圃の一本道
濡れたヨシの穂が迂回路に倒れかけていました 昭和水田の一本道は静寂が支配していました
濡れたアキノノゲシの萼 綿毛も残ったアキノノゲシ
綿毛を飛ばし終わった萼はまるで花が咲いたようでした 一部はまだ綿毛が残りアキノノゲシと主張していました

冷たい雨の中でホトケノザがピンクの花をつけ群生しているのが意外でした

好天の昨日は南面にホトケノザやオオイイヌノフグリそしてタンポポを咲かせていた昭和水田と健保グランドの間の横堤に上 がった。ゴルフ場側からの登り口近くにカントウヨメナが4〜5輪雨に濡れているのが目に入った。降りてみるとその先の斜面にホ トケノザが群生していた。それもかなり多い。
ホトケノザ

自分の感覚では早春や小春日和の日だまりにピンクの小さな花を立てる温かさのバロメータのような花だった。でも、よく考え ると一日花ではないし、寒いから閉じるという大きさでも形でもない。結局自分がこのような寒い雨の日には来なかっただけだと 気がついた。寒い日にも耐えられるからこそ晩秋、早春にも見られる。当たり前の事だが目から鱗だった。
それにしても雨に濡れたホ トケノザのピンクと赤点は清々しかった。

ホトケノザ群生

15キロ近い雨中の自転車行はハンドルを持つ手が冷たく参りました

青葉園までの途中でどうにも手が冷たく手袋を出した。自転車を入口近くのトベラの木の下に止めてお参りを済ませた。傘を さしての15キロ近い自転車行はハンドルを持つ片腕はびっしょりで冷たさに参った。
でも、帰りはすぐに雨がやんで傘をささずに済んだのはうれしかった。これはおばあちゃんの加護のお陰と性懲りもなく雨滴 をつけたセイタカアワダチソウの冠毛やコセンダングサの果実を撮った。
ガガイモ コセンダングサ セイタカアワダチソウ
ガガイモ コセンダングサ セイタカアワダチソウ
でも再び暗くなった空模様に恐れをなして以後は一気に家まで帰ってきた。途中鴨川排水機場の屋上に多くのカラスが集まり 鳴きながら飛びまわっていたのは何となく不気味だった。
14時30分近くに帰着。全行程中3分の2くらいを氷雨のような中を走った今回は今までの定点観測日中で一番きつかった。
ちなみに前日の26日は絶好の小春日和で秋ヶ瀬の堤防上では土合中学の、昭和水田では大宮武蔵野高校のマラソン大会が行わ れ、キジも道路際に現われ花たちも陽光に輝いていました。
マラソン キジ ミズキカシグサ
晴天下のマラソン大会 好天にキジもお出まし 陽光の中のミズキカシグサ
ノゲシ タンポポ セイタカアワダチソウ
紅葉したノゲシ 綿毛の下にホトケノザ セイタカアワダチソウの綿毛
平成20年12月14日作成