新しい2ヶ所のヒガンバナの花の名所が誕生しそうです

5時半に起きて外に出てみるとやんだばかりのように地面が濡れていて空には黒い雲がかかっていた。雨が降るような予報はまったく無かったのでビックリだった。
青葉園に着いてお墓参りを終わった頃から薄日が射し始めたがその後も雲が多くスッキリ晴れたのは14時過ぎころからだった。
堤防上のヒガンバナ 八島ニュータウンのヒガンバナ
3年目のヒガンバナは次第に株が大きくなりました 八島ニュータウンの前の堤防のヒガンバナ
八島ニュータウンの高く盛土されたノリ面に住民の方達が植えた ヒガンバナがきれいに咲いていた。ここでの作業も荒川上流河川事務所に注意されたようだが秋ヶ瀬・羽根倉間の堤防上のヒガンバナも多いのは一株から10本くらいの花茎が立つようになった。こうゆう風景を見ると堤防への植栽は是々非々主義でもいいのではないかとつくづく思うが・・・。

錦乃原桜草園ではスズメウリの花が咲いていました

コセンダングサ
午前中は収穫ゼロ、こんなにも収穫がないのは珍しいくらいだった。昭和築堤は後回しにして遠方の土屋築堤に行ったのが間違いだった。盛土部分も堤防の下の小砂利を敷いた湿地部分も除草されたばかりで、水田地帯も収穫の後で何もなくコセンダングサが見られただけだった。
錦ヶ原桜草園は観察路部分が除草されていてスズメウリの花が見られた。スズメウリはサクラソウ自生地でも今年は見ていないし、群生地は整地されてしまい見る機会が少なくなった。

ゴキヅルが小さな黄緑色の花をたくさん咲かせていました

ゴキヅル
ゴキヅル雄花 ゴキヅル雌花
ゴキヅルの雄花 ゴキヅルの雌花
ゴキヅルが小さな黄緑色の星形の花を咲かせていた。
ゴキヅル(合器蔓)はウリ科の1年草で巻きひげでからむつる草。葉は長い2等辺3角形で先が尖る。雌雄同種で萼も花冠も同じ形で色も黄緑色なので花径7mmくらいの花は10裂片のように見える。
雄花の花糸は短く葯隔は厚い。雌花は雄花序の基部に付き花柱は短く柱頭は2裂、花の下にイボイボのある半球形の子房を付ける。果実は熟すと上半分が蓋のように取れて中に扁平な種子が2個入っている。この果実が名の由来という。
埼玉県のレッドリスト植物編2011で絶滅危惧U類(VU)だが、さいたま市の荒川河川敷ではごく稀にしか見られない。

休耕田にはハルタデ、カヤツリグサ、コガマ、サクラタデなどが群生

ハルタデ
久し振りに三条町と島根の休耕田に寄ってみた。途中から長靴にはきかえたのでどこも気軽に入れ、ハルタデの群生地の奥にはカヤツリグサが群生していた。以前にはコブナグサが群生していた所だった。
ハルタデは最初ヤナギタデかと思って葉を噛んでみたが辛くない。オオイヌタデにしては小さいしナカナカ同定できなかった。
ハルタデ(春蓼)は花期がタデ類では一番早いが長期で10月頃まではあるようだ。水田などの湿地に生え、茎はふつう赤紫色を帯び、葉の中央に黒っぽい斑紋があるものが多く托葉梢は筒形で縁に短い毛があるのが特徴という。

アキノウナギツカミが大群生し、サデクサ、ミゾソバも見られタデ科の秋です

アキノウナギツカミ
塚本の休耕田ではアキノウナギツカミの一大群生が見られた。サデクサと混生しているのもあり、ミゾソバの花も見られ、まさに秋本番でタデ科の植物のオンパレードだった。
サデクサ ミゾソバ
刺の多いサデクサ いっぱいに咲いたミゾソバ
コガマの群生休耕田では一本だけ穂綿が露出していたがどうやら傷つけられたらしい。奥の方にはサクラ色のきれいな花を咲かせたサクラタデそしてほとんどが倒れ込んでいたがホウキギクの群生が見られた。オオケタデも群生していた。
サクラタデ コガマ ホウキギク
サクラタデ コガマ ホウキギク
平成23年10月2日作成