久しぶりに遠くの山並みが青くくっきり遠望できました

富士山と遠くの山並み
羽倉橋を少し下った所から富士山を望む
アキノノゲシ
荒川土手に上がると白い雲をたなびかせた富士山が大きく青く見えた。遠くの山並みも遠望できてまさに秋日和の一日だった。
タコノアシは枯れたような部分もあり周囲の草に埋もれて期待外れ。消化不良気味で自転車に戻ると地面に張り付いたような ミチヤナギが花を開いていた。しばらく小さな花を探してから自転車にまたがると、アキノノゲシが青空を背景に淡黄色の花をつけていた。
早いものはもう扁平な痩果の先につく白い綿毛がかたまって見えていた。

水田雑草を探してみましたが珍しいものはありませんでした

この頃は多くの田んぼが収穫で水を抜いたまま乾田にしているので、あまり水田雑草にお目にかかる事が少ない。
江川と堤防の間の休耕田を探してもわくわくするような新しい発見は無かった。イボクサなどはあったが、数は少なく群生には お目にかかれなかった。
イボクサはツユクサ科の一年草で花は一日で萎む。紫色の葯の長い完全雄しべと短い淡紫色の仮雄しべがそれぞれ3本づつ付く。 タカサブロウはキク科の一年草で頭花は直径1pくらい、近年は小さな花のアメリカタカサブロウが繁茂している。ヒメジソはシソ科の一年草で茎が四角 い。花冠は約4o、上唇は3裂し下唇は先端がへこむ。
イボクサ タカサブロウ ヒメジソ
ツユクサ科のイボクサ キク科のタカサブロウ シソ科のヒメジソ

四季の花々が咲き乱れる堤防はいつまでも残してほしいものです

ノギク
野菊にアカタテハ"/ ワレモコウ
吸蜜に来たアカタテハ ワレモコウに赤とんぼ
土屋地区の堤防の内側は除草中だったが、外側はまだ手が付けられてなく、野菊が各所に群生し、コセンダングサもワレモコウも あり、蝶や蜂などが忙しく飛び回っていた。
以前は真っ白な花で染まっていた所が少し復活してきて嬉しいが、堤防の内側には災害時緊急道路の名目でアスファルト舗装された 道路ができてしまい、まだまだ築堤工事は行われる。
ノリ面に芝を植えるのが方針のようだが、四季を実感できる堤防は今後ますます貴重だ。従来の堤防を復活して欲しいが、外来種が 繁茂するようでは味気ない。
西遊馬横堤では名残のヒガンバナが花を咲かせていた。

自転車道が廃止された昭和の横堤は荒れ放題でアレチウリが繁茂しています

アレチウリ
自転車道が廃止された昭和の横堤はアレチウリなどが繁茂しほとんど道がなくなっている箇所もあった。
アレチウリは厚かましい、まさに厚顔無恥のような大きな葉を茂らせ、ツルの先端を何本も鎌首のようにもたげて次なる征服地を 狙っているようだった。
オオブタクサ
一時期天下無敵のようだったオオブタクサはシーズンを終わり、6個くらいの実を包んだ葉の塊(托葉?)を何段にもつけた果穂を 空に広げていた。
木化した固い総苞に包まれた実(偽果)は先端に突起がある長さ7oくらいの、細長いチュウリップのような形だ。枯れると洪水に でも流されない限りそのまま地上に落ちて同じ所で発芽する。今のうちに取り除くいい方法は無いものだろうか。

風もなく穏やかな秋日和の今日は蝶や蜂たちが大忙しでした

久しぶりにツルボのきれいな群生を塚本の横堤で見たが、蜂たちが忙しく吸蜜に飛び回っていた。
今日はほとんど風もなく絶好の秋日和で、アチコチで蝶や蜂が忙しく働いていた。赤とんぼも多く見られ、将に昆虫たちの絶好の 収穫日和だった。
ツルボにミツバチ ヒメハラナガツチバチ
ツルボにミツバチ ノギクにヒメハラナガツチバチ
モンキチョウ キチョウ
コセンダングサにモンキチョウ ヒガンバナにキチョウ
ナミアゲハ ヒメアカタテハ
ヒガンバナにナミアゲハ ヒメアカタテハの後ろにも小さな蜂が
平成25年10月16日作成