2021年8月27日から8道県を追加して21道府県に非常事態宣言、まん延防止等重点措置の適用は12県になった。いずれも 9月12日まで。

 新サイクリングロードを初めて往路に走ってみました

この2〜3日は雨戸を開けても熱いくらいのまばゆい陽光が飛び込んで来るほどでは無くなったが、予報は猛暑復活との事 だった。今年はまだ早朝に出発した事は無かったが、今朝も色々あって結局は10時30分頃にしか家を出られなかった。
浦和ゴルフから上がった左岸堤防の堤外地は早稲の刈り取りが行われただけで殆どが稲穂のままだった。
サイクリングロード
朝が遅かったので今日はいつもとは反対に羽根倉橋から新しく開通した左岸堤防の天端を走ってみた。風はまったくと言 っていいほどなく新しくて広いサイクリングロードは快適だった。
天端(てんば):ダムや堤防の一番高い部分を指す。

 ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクはアメリカ原産の2年草

キクイモ
広い道路に自転車はほんのたまにしか見られず、快適な道路と青い空は殆ど独り占めだった。
一部の刈り入れが済んだところにコサギ達が採餌にやって来ていた。写真はかなり拡大してあるので肉眼ではコサギとハ ッキリとは確認できない距離だった。
コサギ達
キクモの横にはオオブタクサが鎮座ましましている。
オオアレチノギク
右のオオアレチノギクの冠毛はやはり大きく見える。
ヒメムカシヨモギ
ヒメムカシヨモギとオオアレチノギクはよく似ているキク科の大形の2年草。前者は明治維新の頃北アメリカから渡来し 鉄道に沿って広がったので御一新草、鉄道草の別名がある。後者は大正時代に渡来した南アメリカ原産の帰化植物だ。
左はご近所の空き家に繁茂していたヒメムカシヨモギ 2021年8月31日
花がある時にはヒメムカシヨモギには短いがハッキリと白い舌状花が見られるので判別できる。
写真のような時にはヒメムカシヨモギの冠毛は2.5ミリと短く総苞は筒形。オオアレチノギクは冠毛が約4oと長く よく目立って総苞は卵形に近い。またオオアレチノギクは茎に開出した軟毛が多い事でも区別できる。

 今年も羽根倉橋からさくら草橋間のヒガンバナがきれいに見られそうです

復路は昭和田んぼの北側の大久保3の横堤下からサイクリングロードの迂回路に出た。
迂回路
ゴルフ場との境を走るサイクリング道路は新しく天端が開かれた事もあるのか両側の草木がせり出していた。
キクイモ群生/></div>
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羽根倉橋の下流部はこの日から除草が始まったようで工事の車や作業の人達が忙しく動いていた。
この位の日時に除草をするとヒガンバナには最高の形かも知れない。今年は全てが早そうだし、ヒガンバナも多少早めに なるのは十分予想できるし、これから伸び出してくる他の植物にも負けないで花を咲かせそうだ。

 ビオトープではたった25分の滞在だったのに様々な出会いがありました

2015年にオープンしてもう7年にもなる桜環境センター。来るたびにビオトープは覗かせてもらっているが、今回初めて レポートしてみた。
環境センターの中でも工事中の時から関わりがあったのがこのビオトープだ。サクラソウを是非植え込みたくて色々お願 いしたが結局現在管理を一手に引き受けている安部邦昭さんの熱意に負けた。
オープン当時は色々な方面から稀少種を植栽した方がいいと様々な圧力があったと思うが、一切受け付けず完全なビオト ープ造りに邁進した。
ちょっとシャイで頑固な安部邦昭さんの力でこんにちのビオトープがあるのは確かだ。
タコノアシ
ビオトープ入口
上がビオトープの入口。駐車場の一番奥だ。
ビオトープ
コミスジ
中には田んぼが3面あって稲を栽培ししている。毎年田植えや稲刈りを実施して小学生たちの貴重な実体験の場になって いるようだ。
田んぼの奥の正面にはまるで植栽されたように多くのタコノアシが花をつけていた。これから枝葉が文字通りタコの脚の ように赤く染まる。必見だがくれぐれも観察路ははみださないように注意してご覧頂きたい。
コミスジが飛んで来たが、幼虫の食草がマメ科で納得。見渡すとハギなどマメ科の植物が周囲に多い。
アカトンボ サンカクイ シオカラトンボ
アカトンボ サンカクイ シオカラトンボ
ヤマハギ コマツナギ
ヤマハギ コマツナギ
約25分という短い見学時間だったが、イナゴやスイッチョにも出会い、帰りのちょうどいい休憩場所にもなっていい時間 を過ごさせてもらった。有難うございました。
令和3年9月1日作成