<アリアケスミレ(有明菫)>

スミレ科スミレ属

学名(属名+種小名)Viola betonicifolia var.albescens

属名のviolaはラテン古名で紫色の意。種小名のbetonicifoliaはベトニカのような葉をもつ。変種は帯白色の意
アリアケスミレ 有明菫
撮影:左は10年4月11日、右は12年4月8日、いずれもさいたま市の荒川河川敷にて
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長楕円状ヘラ形で水平に開き葉柄に翼がある 根・茎 地上茎はない。根は白色でスミレと異なる
色の変化多く側弁に毛が多く柱頭はカマキリ 果 実 夏に葉が長くなり多くの閉鎖花に刮ハがつく
高さ 10〜20cm 花 期 4月
生育地 休耕地や河川敷などの日当たりのよい湿地 分 布 本州、四国、九州
別 名 花言葉 気が多い(花の色に変化が多い)
渡 来在来種 近似種 スミレ、シロシミレ

和   名 花の色が変化に富むのを有明の空に譬えた名という。
ちなみに有明を辞書で見ると「空に月が残ったままで夜が明け る、陰暦16日以後の夜明け」といい、次第に明けていく空の色の変化で、特に有明の空が変化に富むという事ではなさそうだ。
雑   記 アリアケスミレは花径2pくらいで側弁の基部には毛が多く柱頭はカマキリ型。距は約4oと短くて太い。
2006(平成18)年にプ ラザウエスト南側の駐車場下の休耕田に群生している のを見つけた感激は忘れらない。休耕田になって2年目くらいと思うが他の植物が小さかった事もあり見事だった。6年たった今はヨシ が繁茂して少なくなった。替わり去年から休耕田になった河川敷に群生が見られる。
無茎種

2012年7月12日作成

 
アリアケスミレ群生 アリアケスミレ紫
河川敷の休耕田のアリアケスミレの群生 2012年4月21日 手前の紫の濃い株も後ろの白い花の株もアリアケスミレ
サクラスミレもどき アリアケスミレの大株
桜のような花弁のアリアケスミレ アリアケスミレ大株 06年4月8日
ノジスミレもどき 赤色の強いアリアケスミレ
ノジスミレの花の形に似たアリアケスミレ 赤紫の筋がより濃いアリアケスミレ