<ママコノシリヌグイ(継子尻拭)>

タデ科イヌタデ属

学名(属名+種小名)Persicaria senticosa(Polygonum senticosum)

属名のPersicariaは桃に似ているという意味でこの植物の葉が桃の葉に似ていることから。
PolygonumはPolys(多い) +gonu(節)で茎に多くの膨らんだ節がある事からで広義のタデ属。
種小名のsenticosaは刺の密生したという意味
ママコノシリヌグイ 継子尻拭
撮影:左は2006年9月7日 この年はママコノシリヌグイが特に繁茂しました。小さい写真で はママコノシリヌグイって黄色い花だと思ってしまいそうです。大きくするとクズの葉の上に小さいピンクの花が一面に広がり、黄色 はキクイモの花だと分かります。 右は8月27日いずれも桜区新開3丁目の放棄台地にて(08年から墓地に開発されました)
※上の写真はクリックすると大きくなります
3角形で基部は心形、長さ3〜8p 根・茎 よく分枝し鋭い刺で周りのものに絡む
小さな花が頭状に集まる。花被(萼)が5深裂 果 実 痩果は丸みある3稜形で花被に包まれている
高さ 逆向きの刺で他の植物に絡んで伸びる 花 期 5月〜10月
生育地 路傍や山野そして荒廃地 分 布 北海道から沖縄、東アジア
別 名 トゲソバ 花言葉 見かけによらぬ(花と鋭い刺が対照的)
渡 来
近似種 ミゾソバイシミカワ

和   名 継子尻拭というのはいかにも可哀想な名前です。大きい葉なので落し紙の代用には将に最適だったのでしょう。でも葉裏の中脈 にも刺毛がある(上の右の写真で葉柄の先の葉裏にも刺があるのがみえます)ため使えず、思いついたのがこの名前なのかも知れません。 でも、鋭い刺を見ながらそんな事を思うとチョット寒気が走ります。
雑   記 短い鞘状托葉は茎を包みその上側が横に広がり円形のつばになっている のが特徴。
ママコノシリヌグイを初めて知ったのは東御苑の雑木林でした。その時はこんな可憐な花に何故こんな残酷な名がと思いました。 でも、自然の中で見たのはクズやオオブタクサが生い茂る不法投棄が絶えない放棄台地でした。秋の訪れと共に小さなピンクの花がよ り一層繁茂し、大きなクズの葉の上を覆い尽してしまいました。 荒廃地の上にきれいなピンクの可憐な花が咲く様は非常にアンバランスで継子尻拭の名もむべなるかなとの感じさえしました。

06年12月4日作成 12年8月20日改訂

観察ノート

ママコノシリヌグイ花 ママコノシリヌグイにハリカメムシ
ピンクの花被(萼)が5深裂し長さ4o、雄しべ8、雌しべ1 ハリカメムシは体長10〜12o。イネ科タデ科の植物に寄生