<ミゾコウジュ(溝香需)>

シソ科アキギリ属

学名(属名+種小名)Salvia plebeia

属名Salviaはこの属には薬用になるものが多いのでsalvare(治癒する)からきた名。plebeiaは普通の意
ミゾコウジュ 溝香需
撮影:左の写真は08年5月24日田島ヶ原桜草自生地。右の写真は06年5月24日道場5丁目休耕地にて
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面に細かいしわ、ロゼットは花期には枯れる 根・茎 四角で下向きの細毛がある
花穂に多数の淡紫色の唇形花をつける 果 実 分果
高さ 30〜70p 花 期 5月〜6月
生育地 湿地 分 布 本州以南
別 名 ユキミソウ 花言葉 実力のある(地味だがきれい)
渡 来 在来種 近似種アキギリ、アキノタムラソウ

和   名 溝のような湿地に生える香需の意味で、香需はこの仲間の中国名。
また香需とは、薙刀香需(ナギナタコウジュ)のことで、乾かしたものを漢方では「香需」と呼んで解熱剤に用いるともいわれる。
雑   記 06年に道場5丁目の休耕地や残土置場で群生しているのを見つ けた時は花が地味でただ群生の多さに驚いた。その後 準絶滅危惧種(NT)と知ってあんなに群生していたのにと思ったが、翌07年には群生していた2ヶ所が両方とも乾燥地に変わり ホンの少ししか見られなくなってしまった。 そして08年は湿地に戻ったものの残土置場はクレーンが入って工事が行われミゾコウジュが成育する場所がなくなってしまった。た った3年だが毎年環境が目まぐるしく変わるのは将にこの地区の典型だ。

08年5月26日作成

観察ノート

ミゾコウジュロゼット ミゾコウジュ若葉
ミゾコウジュのロゼット 09年2月10日 ミゾコウジュ若株 10年4月26日
ミゾコウジュの大株 溝香需の花
06年5月24日 残土置場には大株が並んでいた 2裂した唇形花を正面からアップしました
ミゾコウジュのアルビノ
ミゾコウジュのアルビノ 10年6月5日道場5丁目