<シロバナサクラタデ(白花桜蓼)>

タデ科イヌタデ属

学名(属名+種小名)Persicaria japonica(Polygonum japonicum)

属名のPersicariaはpersica(桃)に似ているの意味で、この属の葉が桃の葉に似る事からといわれ、
Polygonumはpolys(多)+gonu(節)で茎に膨らんだ節が多い事から
シロバナサクラタデ 白花桜蓼
撮影:09年8月7日田島ヶ原サクラソウ自生地にて
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披針形で長さ7〜15p、葉質はやや厚い 根・茎 茎には節が多く鞘状托葉に毛がある
白い花弁状の萼は深く5裂し半開する 果 実 痩果はレンズ状または3稜形
高さ 40〜100cm 花 期 8月〜9月
生育地 水辺などの湿地帯 分 布 本州から沖縄
別 名 花言葉 優雅な清楚さ(白い小さな花の咲く様)
渡 来在来種近似種 サクラタデ

和   名 単に蓼といった場合にはホンタデ、マタデとも言われるヤナギタデを指す。葉に辛味があり、柳の葉に似る事からという。 桜蓼は花の形や色が桜の花に似るからで、その白花が白花桜蓼。
雑   記 シロバナサクラタデは雌雄異株で雄株は雄しべが長く、雌株は雌しべの方が長い長花柱花という。思い立って過日サクラソウ 自生地で目についた花を撮りまくってみた。でも、総て短花柱花だった。地下茎で増えるからそう心配はいらないだろうが、雄株 ばかりでは種子はできないのではと思う。
先日の観察会(09.07.11)で比率は雄花6に対し雌花1とお聞きしたが引き続き調 べてみたい。
ついでながら花柱は2または3と書かれているが、3だったのは一花だけだった。

09年8月10日作成

シロバナサクラタデ シロバナサクラタデ
途中から枝分かれし、花穂も別れています 雄しべは長く伸び雌しべV字に立って楽しげです
シロバナサクラタデ シロバナサクラタデ
一花だけだった3本花柱の花 葯はピンク色で、雄しべは8本です