<シロバナタンポポ(白花蒲公英)>

キク科タンポポ属

学名(属名+種小名)Taraxacum albidum

属名のtaraxacumは中世ラテン名tarasaconとペルシャ語talk chakok(苦い草)からアラビア語のtarakhshagog(苦 い草)を通して変形された名という
種小名のalbidumは白色に近いの意
シロバナタンポポ 白花蒲公英
撮影:左は09年3月27日、右は07年2月12日いずれも荒川河川敷にて
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薄い緑色で葉柄や葉脈は紫色を帯びない 根・茎 根生する花茎は高く伸び頭花をつける
花径約4〜5pと大きい白花をつける 果 実 褐色で長さ4oの長楕円形
高さ 30〜60pの多年草 花 期 2月〜4月
生育地 堤防や空地、道端など 分 布 主に西日本。九州、四国に多い
別 名 花言葉 自己主張の強い(花冠が大きい)
渡 来 在来種 近似種

和   名 タンポポ属で白い花を咲かせるのはこの種だけで文字通り花が白いのが名の由来。
でも、総苞外片の角状突起がが小さ くて反り返らないウスギタンポポが東北地方に自生するという。高さが低くほとんど群生もしないというが一見するとシロバナタ ンポポとそっくりのようだ。
雑   記 四国や九州では普通に見られ、出身地によってはタンポポは白い花を咲かせると思っている人もいると言われる。2011年3月24 日に行った長崎市の立山公園ではシロバナタンポポが群生していた。盛りは過ぎた感じだったが株が大きく丈も高かった。その間を 埋めるようにセイヨウタンポポの黄色い花が地面に張り付くように一面に咲いていた。
シロバナタンポポは 総苞に突起があり反り返る、葉柄や葉脈が紫色を帯びない、 葉の緑が薄いなどなどの特徴があり、セイヨウタンポポと同じように単為生殖する。植物の場合の単為生殖とは受粉しないで種子を 作る事。

11年12月11日作成