<スズメノエンドウ(雀野豌豆)>

マメ科ソラマメ属

学名(属名+種小名)Vicia hirsuta

属名はラテン語のvincire(巻き付く)が語源で、この属につる性の植物が多い故。種小名のhirsutaは粗毛のあ るとか多毛の意
スズメノエンドウ 雀野豌豆
撮影:09年4月18日さいたま市桜区の荒川堤にて
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小葉は12〜16枚で長さ約10o、幅約2o 根・茎 茎は根元から分枝し4稜がある
白色に近い淡紫色の花を3〜7個つける 果 実 豆果は細毛があり種子は普通2個
高さ 長さ30〜60cm 花 期 4月〜5月
生育地 土手や草はら 分 布 本州から沖縄
別 名 花言葉 望みは大きい(一つひとつは小さいが群生)
渡 来在来種近似種 カスマグサカラスノエンドウ

和   名 カラスノエンドウ(別名ヤハズエンドウ)に似て小さい事から。カラスとスズメは似た種類の大小に使われる事が多い。 ちなみに頭にスズメの付く種はスズメウリ、スズメガヤ、スズメノカタビラ、スズメノチャヒキ、スズメノテッポウなどいずれも 小さい事を意味している。
尚、漢字表記は雀野豌豆と雀の豌豆の両方があるようだ。
雑   記 カラスノエンドウと同じような所に生えているが、葉が小さく茎も細くそのうえ葉の先端が3〜5本の巻きひげになっているので、何 か非常にせわしない感じでうっとうしい様な気もする。でも近寄って良く見ると白く見える花はあわい薄紫の蝶形花が3個以上か たまって付いており精巧で清楚な感じだ。

09年4月22日作成