撮影:左は07年9月23日桜区の荒川河川敷 右は14年9月30日サクラソウ自生地にて | |
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葉 | 長さ4〜7p基部は1p程の鞘となり茎を包む | 根・茎 | 下部は這って節から根を出し分枝し直立する |
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花 | 大きな包葉から順に伸び出て半日花をつける | 果 実 | 刮ハは楕円形、白色多肉 |
高さ | 20〜50p | 花 期 | 7月〜9月 |
生育地 | 畑や路傍に生える1年草 | 分 布 | 北海道から沖縄 |
別 名 | ツキクサ、帽子花、青草、蛍草 | 花言葉 | 懐かしい関係、尊敬 |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | マルバツユクサ |
和 名 | 露草は露を帯びた草の意味。青花は花弁の色により。帽子花はぴったりくっついた包葉の様によるもので、カマツカの意味は不明。ツキクサは古名、着草の意味で花で布を摺り染めしたからである。月草と書く事もある(牧野新日本植物図鑑) カマツカの名は枕草子にもでていて、ハゲイトウともいわれる。江戸時代の方言集には讃岐、土佐ではツユクサの異名だったと書かれているようだ。 |
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雑 記 | ツユクサ科の特徴であるでんぷん質の胚乳を持つ事は重要で、この仲間から人間の主食のほとんど総てを含むイネ科が進化してきたのであろうといわれている。(野草図鑑) ツユクサの花には色々な特徴がある。まず朝開いて昼には萎む半日花。花弁の青い2枚は大きく目立つが1枚は白くて小さい。3枚の萼は透明で目立たない。蜜を分泌しない。雄しべは長い2本のみが花粉を持ち、短い3本と中くらいの1本の黄色く目立つ葯は花粉がない仮雄しべ。雄花と両性花があり咲く花の4分の1は雄花で、同じ包葉から花が縦に2個出ていたら上は雌しべがない雄花等々。 花が萎む時自家受粉もするが、横に這う茎の節々から根を出し伸びる驚異的な繁殖力がある。 露草を抜き捨ておけばそこに咲く 坂本孝子 落語の「花色もめん」の花色とは縹(はなだ)色ともいわれツユクサの花の色素で染める淡い水色をさすが、水や光に弱くすぐ色褪せてしまうので友禅の下絵を書くのに用いられる。 また、昔から人々に親しまれ万葉集だけでもツユクサを詠んだ歌が9首あるという。 |
07年12月23日改訂・2015年7月27日再改定
ツユクサ白花 08年10月4日志木街道土手にて | ツユクサ青花・白花 10年10月8日志木街道土手にて |
マメヒラタアブがホバリング 10年7月21日 | 花と刮ハと咲き終わった苞 10年10月8日 |