自生地は若草色に見えるものの土色に見える所もあり春は未だです

昨26日長崎から戻って今日がサクラソウ自生地を守る会の今年最初のボランティア活動日になった。
朝から青空は広がったが冷たい風が強く、自生地を俯瞰するいつもの所から富士山も望めた。
自生地を望む
いつもの所から俯瞰した自生地は若草色になってはいたがまだまだ土の部分も見られる。右の上の方には 富士山が見えます
2週間ぶりのサクラソウ自生地は5〜6ヶ所で一株づつが花をつけているだけで昨年に比べるとずいぶん遅い。 でも遅いのは全体的でノウルシも例外ではないのが少し救いだった。
サクラソウ サクラソウ サクラソウ
いつも早咲きの所も一花のみ まだ開き切っていないようです 蕾はたくさん付いていますが
アマドコロやコバギボウシがアチコチで芽を出し始めてベニシジミが空中ランデブーを繰り広げているのも見 られたが、アマナは晴れていたにも拘らず花を咲かせたのは空気が暖たまってきた12時過ぎからだった。
ノウルシ アマナ
ノウルシも円内のように花をつけているのはほんの一部 アマナは12時を廻ってようやく花開きました
13時頃までに来場したのは毎年来ている人や自生地をよく知っている人のみで、サクラソウの開花同様少し淋 しかった。
今年のさくら草まつり'11は東北・関東大震災に配慮して中止されたとの事だった。
アマドコロ ベニシジミ コバギボウシ
アマドコロとサクラソウのツーショット ランデブーを一休みのベニシジミ ツンツンと尖った芽出しのコバギボウシ
今年の自生地のサクラソウの初咲きは3月25日で昨年より11日遅れだったという。
東京のソメイヨシノの開花は3月28日で昨年より6日遅かったようだ。

春一番に咲くノジスミレはアチコチでたくさんの花をつけていました

ノジスミレ
コオニタビラコ アリアケスミレ
中心に一花だけのコオニタビラコ アリアケスミレとカントウタンポポ
道場2丁目の休耕田にはコオニタビラコがチラホラ見え始めたがアリアケスミレは影も見えず、河川敷の農道 際にようやく2株咲いていた。
三条町の農道の斜面にはにはノジスミレがアチコチで見られ、たくさんの花をつけた株も見られて春一番に咲 くスミレの面目躍如だった。

ブタクサやカナムグラの芽出しはどうしてこうも可憐なのでしょう

帰路は自転車道迂回路を通ってきたが、沿道の荒地はノウルシに覆われている所が多かった。
でもヨシの茎がニョキニョキ残っている所を少し歩いてみると色々な植物が芽を出し始めている。特に面白い のはカナムグラとブタクサの芽出しだ。両種とも成長した姿か らは思いもつかない可憐な姿をしている。憎まれ者も小さい時はこんなにも可愛いのかと感心するくらいだ。
カナムグラ ブタクサ
カナムグラの子葉は線形で本葉もでています ブタクサの子葉は楕円形の柔らかな感じです
カナムグラの根 ブタクサの根
カナムグラの根は茎と同じくらいの長さです ブタクサの葉や茎は将に豚が好んで食べそうです
平成23年3月29日作成