荒川堤の外側のノリ面にノハラアザミや野菊が群生していました
2匹のヒメアカタテハが仲良く一つの花に止まっていました | ツマグロヒョウモンのオス。後翅外縁の黒帯が目立つ |
風もない穏やかな晩秋の小春日和の今日、13日に偶然出会った野菊やノハラアザミの群生する荒川堤防のノリ面に立寄った。
寄ると言っても中土手橋から荒川土手に上がる外側のノリ面だ。いつもは坂路を中腹の工事用道路に上がりすぐまた上に上がる。
とにかく堤防に上がるか、河川敷に下りるのが目的だから外側は見ない。ましてほぼ北側の斜面にノギクなどが群生しているとは夢にも思わなかった。
今日は羽倉橋近くまで歩いてみた。そろそろシーズンは終わり近くで実になっているのが多く、進むにつれて少なくなってはいたが
内側のノリ面とは違ってノハラアザミなどが多かった。
今年はクコの実が豊作のようです
羽倉橋を下りて自転車道迂回路を進むと林を過ぎたあたりからて右手に開けるヨシ原は枯れ姿が多く晩秋の趣が強かった。
昭和田んぼの中ほどのタコノアシは雑草に囲まれながら紅く色づいていた。
途中からゴルフ場沿いの未舗装道路を進むとクコの艶のある赤い実が多く見られた。確か以前にもアーチ型に吊る下がった見事な
風景を見たが、今日はその時より葉が茂っていて隠れている実が多い気がした。
調べてみるとやはり2008年12月7日で今日は10日ほど早いので納得だった。
セイタカアワダチソウが一時の隆盛がウソのようです
先日の「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」の三島次郎さんの「自然を大切に」という基調講演で今外来種の駆除が声高に
叫ばれているが、一時隆盛を誇ったセイタカアワダチソウも現在は2〜3mを越す大きなものはほとんど見られなくなり、名に恥じるほど小さいセイヒク
アワダチソウになっているとの話があった。
まるで整然と植えられたようなセイヒクアワダチソウ | 相変わらずのセイタカアワダチソウとノイバラ |
除草したからと単純に考えていたが言われてみるとその通りで、荒川土手でも小さなものがほとんどで、今日も背の低い群落しか
見られなかった。でも、放っておいていいという事でも無さそうで、外来種ということで過剰に目くじらを立てるなという事なのだろう。
さいたま築堤の昭和田んぼ部分の拡幅工事が行われていました
江川の金網の防護柵に多かったガガイモも除草の影響でかなり少なくなった。道側は一生懸命目を凝らしてもナカナカ無かった。
でも、川側には結構袋果がついていて、中には裂開して白い種髪が風待ちをしているもののが見られた。
ノリ面に腰を下ろし買ってきたサンドイッチをパクつきながら前方を見ると空にうっすらと富士山が浮かんでいた。目を凝らすと
頂上付近から噴煙が立ち上っているように見えた。
少し考えれば分かることだが、噴煙ではありようはずがなく雲のいたずらだった。
さいたま築堤の昭和田んぼ部分の拡幅工事が盛んに行われいました
平成25年12月25日作成