早く出たお蔭で、メマツヨイグサの花も見られ快適でした
猛暑続きなので暑さを避けるためもあって5時30分に家を出た。外の空気はやはり爽やかで、メマツヨイグサの開いている花も
見られ、陽が低い内は快適だった。
自転車道迂回路に入ってすぐ、前回望遠鏡のようなものが置いてあった所に行ってみると、四角く囲いかけたパイプが7〜8本
置いてありあまり使われていない感じだった。
何となく拍子抜けして自転車道に戻ろうと先を見ると面白い形の木が目に入った。幹はびっしりつる草が覆っているようだった
が、枝にはまったく葉がついていないのは何とも異様だった。
殆ど結実しないというヤブガラシの実を見つけました
同じブドウ科だけに花の形はそっくりだ。ヤブガラシの花弁は4で雄しべも4、咲き始めの花盤は朱色で次第にピンク色に変わる。
ノブドウの花弁は5で雄しべも5でヤブガラシより多いが花盤の色は変わらない。花弁が早く落ちるのは共通だ。
ヤブガラシの花 | ノブドウの花 |
ヤブガラシは西日本ではよく結実するがその他では3倍体が多く殆ど結実しないという。
左はやっと見つけたヤブガラシの液果、しかも2つ付いていた。
上は多くの液果を付けたノブドウ。
上は多くの液果を付けたノブドウ。
やはり花が終わった集散花序には上を向いた柄だけが残っていて殺風景だ。それでも根気よく見ていくと実がついているのも
あった。写真は7時03分に撮ったので雄しべが付いている花も多い。前日までに咲いた花はピンクで雌しべが残っている。
一方ノブドウは盛大に実を付ける。今回ももう大きな実が多く見られた。中には赤みを帯びたもの青みを帯びたものと様々だ。
でも美味しくはない。
ヤマノイモ科のオニドコロやニガカシュウ、ヤマノイモの雄花も見られました
ヤマノイモ科は雌雄異株が多いようで今回の3種はいずれも雌雄異株で、特にオニドコロの雄花は盛大につく。ニガカシュウ
の雌株は日本にはほとんどないので結実を見る事は少ないという。
オニドコロ雄花 | ニガカシュウ雄花? | ヤマノイモ雄花 |
この日最初に出会った蝶はニガクサに来ていたキタテハ。色がずいぶんと薄いので他の種かと思ったが、メスは色が淡い
とあって納得。低く緩やかに飛翔し、葉上に止まる事も多いという。
コムラサキとアカボシゴマダラはクヌギの樹液に来ていた。
キタテハ | アカボシゴマダラ |
左は中型のタテハチョウのコムラサキ。雄の表は瑠璃色に輝き、雌では淡い茶褐色で、雌雄ともに中央と亜外縁に橙斑が発達
する。裏の中央部にある白帯は雌は白色が弱い傾向があるという。今日出会ったのは雌のようだ。
クズの花は迂回路ではまったく気づかず、羽倉橋近くに来てようやく見られた。大きな花なのに葉の陰に隠れている事が多い
のでついつい見逃してしまう。
平成27年7月31日作成