塚本の荒地を整備した野原が一面の黄色いタンポポに覆われていました
羽根倉橋の交差点から自転車道迂回路を下りてゴルフ場脇から竹林を抜けた塚本の荒地はすっかり整地されて見通しが良くなっている。
今ここにタンポポが大群生していて黄色の絨毯を広げたようだ。セイヨウタンポポかと思い花をひっくり返してみると総苞は反り返って
いない。殆どがカントウタンポポのようだった。
一面のヨシで荒地だった所を一昨年から開墾して開けた土地に今年はタンポポが群生
総苞は反り返っていない正真正銘のカントウタンポポ |
現在日本に入っているセイヨウタンポポは3倍体なので無融合生殖すなわち単為生殖で種子をつける。そして多くの場合外来タンポポと
在来タンポポは生育地が異なり、造成地や市街地では雑種タンポポ(特に4倍体雑種)が多く、自然度の高い所では在来タンポポが多い形で住み分けている。ただ
し自然度が高い地域に外来タンポポが侵入した場合在来タンポポと競合・駆逐する事が危惧されている。(ウキペディア)。
基本的には,ニホンタンポポのめしべに,セイヨウタンポポの花粉がついて雑種ができます。でも3倍体の外来タンポポは在来タンポポ
と交雑が発生しても遺伝子汚染にはならない。セイヨウタンポポも花粉を作ります。現在本来のセイヨウタンポポはほとんどなく,90%以上が雑種性セイヨウ
タンポポです。雑種性セイヨウタンポポにおいては,3倍体の個体は花粉を作りますが,4倍体の個体は花粉を作りません。(渡辺幹男 愛知教育大学)
錦乃原桜草園で花びらに切れ込みがある株が3株ありました
錦乃原桜草園でもオギやヨシが伸び出してしまいサクラソウの花は見難くなっていたし、花はすがれかけている
のが多かった。今年は田島ケ原でも花びらの枚数が7枚以上のものは見なかったが、ここでも多いと思っても6枚どまりで特に被写体と
して面白いものは無かった。
特記事項無しで終わりかと諦めかけた時、目にとまったのが右のサクラソウだ。何枚も撮って周囲を見るとすぐ近
くにも切れ込みのある株があった。
左は上の株とは違うエリアで、比較的きれいな花なのでレンズを向けた。
左の花をパソコンで見ると花びらに切れ込みがあったので、花だけをアップにしてみたのが下の写真。
よく似た2種 ムラサキサギゴケとトキワハゼ、ノミノフスマとノミノツヅリ
左は群生していたムラサキサギゴケ。上はトキワハゼでAPG分類では同じハエドクソウ科に分類される。
前者は少し湿った所に群生しやすい多年草で蔔枝を出して増える。花の形が鷺を連想されるのが名の由来。後者はやや乾いた所
にも生え一年中花が見られ、実が爆ぜるのが名の由来。蔔枝は出さない一年草。両者とも柱頭が上下に開いていて触れると閉じる
柱頭運動をする。
右はナデシコ科ハコベ属のノミノフスマ。花弁は基部近くまで2裂し10弁のように見えるのはハコベ属の
特徴。全体に無毛。葉は無柄で対生する。フスマ(衾)とは夜具の事。上はノミノツヅリで同じくナデシコ科の1〜2年草。花径約5o
の5弁花で裂けない。全体に短毛がある。ツヅリ(綴)とは粗末な衣の事
原野ではカサスゲが多く穂をつけチョウジソウ、エキサイゼリの花も見られました
今年は特に道場の原野でカサスゲが多く見られ、エキサイゼリ、チョウジソウも花をつけている。休耕田が
かなり少なくなり、河川敷の荒地でも道場の原野が特に植生豊かな気がした。
カサスゲは水湿地に生えるカヤツリグサ科の多年草 | チョウジソウの花弁に小さな虫が来ています |
クサノオウの萼片は早落性で見られる事が少ない(左上) | エキサイゼリの花は小さくて肉眼では判断し難い |
平成29年5月6日作成