今年はシムラニンジンが観察しやすい所に見られます
朝は比較的雲が多く5時半に家を出た時には朝の涼しさを感じられたが、次第に青空が広がった。
今年は原野の草丈が例年より低いような気がする。外から眺めてもほとんどヨシの高さが感じられない。その分シムラニンジンが観察
し易くなっているし、ヨシを分けいらなくても観察できる。
シムラニンジンは絶滅危惧U類(VU)。果実は約3.5ミリの楕円形の分果で稜がある
コバノカモメヅルの花が一輪だけ見られた。オオカモメヅル属のコカモメヅルより花が大きいのにカモメヅル属とはこれ如何にだが、
オオカモメヅルは葉は大きいが花序は小さいようだ。
自転車道迂回路ではオオブタクサが3メートルくらいにも生長していました
自転車道迂回路のゴルフ場側には繁茂したオオブタクサが3メートル位まで伸びている。原産地のアメリカではこの位の高さは珍しく
ないようだが、近年の荒川河川敷では珍しい。
オオブタクサが繁茂していない所はゴルフ場との境のフェンスはつる植物が我も我もと葉を茂らせ花を咲かせている。花はヒルガオが一
番目立つ。
塚本のハンググライダーの飛行場の奥の方に行くと一面に白い小さな花が見られた。一瞬何だろうと思って目を凝らすとガガイモの群生
だった。かなり広い面積に繁茂していた。
完全にAPG分類のキョウチクトウ科が定着しているガガイモは花冠ののどに副花冠があり、雄しべと雌しべが合着してずい柱を作るのが
特徴。花径は約1pで5裂し毛が多くて何となく近づきがたいがあの小さな花から大きな袋果ができるのだから面白い。
河川防災ステーション工事現場には歩行者もまったく近づけません
西遊馬防災ステーション工事は一時終了したと思ったらまた始まったようで、今度はかなり大掛かりな交通規制だ。大宮ゴルフ場辺りから
通行止めの看板が置かれ、歩行者までまったく近づけないような状態だった。
そのお蔭で西遊馬公園まで行かず、土屋田んぼをゆっくり回ってみた。一時期ホソバオグルマが群生していた所があったが、群生は無くなっ
てもアチコチに花が見られた。
植水地区の耕作放棄地ではオオイヌタデが数多く花開いていた。いつも少ないのに風も無く穏やかだったので訪花昆虫を期待したのだろうか。
令和元年9月15日作成