12日の夜から13日未明にさいたま市近辺を通過した台風19号の襲来から2週間余りが経つがさいたま市の荒川自転車道
はまだ復旧が手つかずだ。
24日は白川郷、25日は21号の余波で強風雨、結局サクラソウ自生地の霜降の観察は26日になってしまった。27日の早朝
にやっとレポートをアップ。サポセンがすぐに公開してくれたので27日には全員にメールできたが、押せ押せで27レポートの取材は28日にな
った。
河川敷の自転車道は要所ごとに通行止の看板が立ったままでした
羽倉橋から自転車道迂回路に下りていくと秋ヶ瀬公園方面は係員がいて通行止めが継続されていた。
迂回路はそのまま入れたが、下っていく途中に遠慮がちな通行止看板が立っていた。自動車教習所や野球場は使用して
いるのでただ撤去していないだけだった。
自転車道迂回路専用道路の入り口の通行止は冠水のためとの理由があってこれも外し忘れに近い。でも途中道路が閉鎖
されている個所が2ヶ所あり、フェンスはほとんどがなぎ倒されているので通行止は正解だ。途中出会ったのはひとりだけだった。その方も
農道の積もった汚泥を見て引き返してきたと話していた。
迂回路で定点写真を撮っていた所に標識も木も無くなっていました
いつもの所でカメラを構えて前方に何もないのにビックリ。改めてみると標識も慣れ親しんだ木さえも無くなっていた。
標識も木も無くなった定点 | 18年12月28日の定点 |
木はどうしたのだろうと行ってみるとマキ状に切られた木片が積み上げられ、切株もあってすぐ近くには大きな穴が開
いていてビックリ。
穴は恐らく洪水に押し流されて根ごと倒された跡と気づいたが、切株が分からなかった。根元は2本だったのだろうかと
写真を見ていくと18年12月の写真は確かに2本のようだ。(円内アップ)
ヒマラヤスギが根元から倒れ込み自転車道を塞いでいました
07年9月の台風9号の翌々日に行った時には橋の上を濁流が渦巻いていた。
コース中の一番の難所は倒木に塞がれていたが、記憶とは本当に曖昧なもので何処がどうなっていたのか、眼前の景色
を見つめて想像しようとしても全く思い出せない。
仕方なしに恐る恐るゴミの山を越えて向こう側に行ってみた。右に曲がりながら下って橋を渡ると同時に今度は左に急
カーブして登りになる。
振り返って漸く理解できて、ヒマラヤスギが倒れ込んだ様子ももはっきり確認できた。
回り込んで先の方から倒れたヒマラヤスギを撮影。左方向に続いている白い所が通ってきた自転車道
ゴルフ場側に行ってみると大木が根こそぎ倒れ、大穴が開いていた。
ヒマラヤスギの雄花の球果(松笠)。翼は完全に閉じている。
ヒマラヤスギ:マツ科の常緑針葉樹。高さは40〜50m、幹の直径は3mに達し、樹冠は円錐形。
雌花の松笠は樽形で、 7〜13pの高さがあり直径は5〜9p、成熟すると翼状の種子を落とす。雄花の松笠は約5pと小さく秋に花粉を放出する。
園芸植物と して公園や大きな庭園に植樹されている。建築材料としても耐久性、難腐敗性に優れ、緻密な木目が美しい。パキスタンの国の木。(ウィキペディア抜粋)
雌花の松笠は樽形で、 7〜13pの高さがあり直径は5〜9p、成熟すると翼状の種子を落とす。雄花の松笠は約5pと小さく秋に花粉を放出する。
園芸植物と して公園や大きな庭園に植樹されている。建築材料としても耐久性、難腐敗性に優れ、緻密な木目が美しい。パキスタンの国の木。(ウィキペディア抜粋)
アスファルト舗装がえぐられて2つに折れて流されていました
景色が皆黄土色っぽくなっている中でひとり悠然と陽を受けて輝いている突出した木があった。望遠を効かせて見ると
一面に絡まったキヅタだった。高さゆえに洪水の濁流も睥睨してひとり花を咲かせていたようだ。
フェンスに漂流物が絡まり所によっては自転車道に倒れかかったり、半分塞いでいたりだったがどうやら通行はできた。
でも、ここまで来たらなんと自転車道は漂着物で遮断されていた。
アスファルト舗装は剥がされ流されて除かれていた。
振り返ってみると左側に大量の水が流れ下が抉られたようだ
被害を受ける箇所は決まっているが、今回は程度の差だけで全てにひどかった
爪痕は全ての部分で残ったままで、今後の見通しも立ちようが無いようだ。
塚本地区は昭和田んぼの真ん中の自転車道は通らず、ゴルフ場脇の非舗装の農道を進んだが、これは失敗でグチャグチ
ャの泥道に悩まされた。
でも土屋田んぼの農道も程度の差こそあれ、汚泥が積もったままで、乾燥の度合いによっては自転車が進めないほど粘
っこかった。
右側が低いのでしょうか本流とは逆の倒れ方です | 07年は時期もあり細かく切った大量の稲茎が多かった |
礎石から転倒しています | 農道に積もった土は粘土質 | 漂着し絡まった枯草 |
令和元年11月3日作成