樹のてっぺんの白いものは何だろうとズームを効かせてみました

猛暑続きでこの日も5時半過ぎに家を出て午前中に帰宅した。
気象庁は9月1日に8月の東日本の平均気温が平年に比べて2.1℃高く、1946年の統計開始以来、8月としての平年との 気温さが最大だったと発表した。8月の最大記録だった2010年の1.9℃を更新したという。
ダイサギ
昭和の田んぼ地帯の真ん中の自転車道に入らずゴルフ場脇の非舗装道を進んで行くと前方の高い木のてっぺんに何やら 白いものが見えた。まさか白い布でもあるまいと望遠を効かせて見ると何とダイサギだった。
こんな樹のてっぺんで何をしているのかと思ったが、結構高い所が好きなようだ。
ダイサギ
でも不思議だったのはしばらくしてダイサギが飛んで行ってしまうと、近くの木に居たムクドリたちが大挙してこの樹に 集まってきたことだ。
ムクドリたち
この木は鳥たちにとって物見の木のような存在なのだろうか。天辺のムクドリこそ他を向いているが、他の4羽は皆同じ 方向を見ている。そして何となく満足そうなのだ。
キクイモ
少し手前の荒地にはキクイモが多くの花を咲かせていた。サクラソウ自生地でも今まで一番多く見られたが、今年はキク イモの生り年のようだ。
アレチウリ
ようやく修復された大宮カントリークラブの金網の柵にはアレチウリがびっしり絡まっていた。
見事なほどあの大きな扁平の葉を連ねている。いつもなら、カラスウリやカナムグラそしてヤブガラシやクズの後に伸び出 したのに今年はこの時期にいきなりは早すぎると思うが思い違いだろうか。とにかく特定外来生物の生命力には驚くばかりだ。

 樹液に来ていたルリタテハ間一髪でハラビロカマキリから逃げました

ハラビロカマキリとルリタテハ
桜区のまちづくりを進める会の拠点の旧山崎家跡の掲示板を確認しに行ってみた。
アカボシゴマダラ
近くのクヌギの樹液には常連のスズメバチとカナブン、そしてアカボシゴマダラが来ていた。
マツカサススキ
少し離れた所にハラビロカマキリが居た。見ているとそろりそろりと進んでいる。カマキリが樹液でもあるまいにと思って 前を見ると保護色のルリタテハがいる。狙っていたのだろうが、間一髪のところでルリタテハが飛び上がった。

久し振りにマツカサススキに出会った。日当たりの良い湿地に生える多年草だ。茎は鈍い三菱形。葉は硬い線形。10〜20の 小穂が球状に集まった花穂を散房状に付ける。
埼玉カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
令和2年9月11日作成