除草のタイミングもピッタリでヒガンバナ満開の荒川堤防

6時少し前に着いた荒川堤防はヒガンバナのオンパレードだった。
新聞によると奈良地方気象台の開花宣言は28日で観測史上最も遅かったという。秋分の日は殆どが蕾で暑かった残暑 の影響だ。それにここの場合は除草のタイミングがピッタリで茎が伸び出す直前だったのだろう。邪魔する草が小さくてヒガンバナが突出 していた。
ヒガンバナ ヒガンバナ
浦和ゴルフ近辺より上流を望む 秋ヶ瀬運動公園辺りより上流を望む
2008年から09年にかけて平野さんが羽根倉橋からさくら草橋間に植えたヒガンバナが11年目にして満開の盛況だった。
復路に立ち寄った八島ニュータウンのヒガンバナも見事だった。
ここは時期も同じ頃、八島ニュータウンの有志が5メートルかさ上げされて目の前に城壁のように聳えたノリ面にヒガンバナを 植栽した。
上流側から
あまりに見事なヒガンバナ畑でどう撮ったらこの豪華さを写し撮れるか散々迷った。あげくの写真だがその見事さはまったくと 言っていいほど写せていない。


下は真ん中辺りに白花がうえられていたのを撮ろうとしたら、何やら数字が書いてあるらしい。よく見ると2011のようだ。推測 するに取り敢えず植え込みが2011年に終了したという事だろうか。
白花を排した真ん中
下流側から


右は下流側から撮影したもの。
ここも荒川上流河川事務所は禁止の立て札を立てたりして、植栽をやめさせようとしたが、とにかく抜き取ることなくこうして残 ったのは素晴らしいと思う。
ヒガンバナに対する好悪など批判は色々あるだろうが、堤防にとってヒガンバナは野鼠被害を免れる効用があるようだ。

 河川敷はアレチウリの天下で所によってはオオブタクサが群生していました

アレチウリが凄い。8月のレポートで出現の早さにビックリしたが、今月も相変わらず猛威を振るっている。写真はかろうじて キクイモが花を咲かせているが周囲はアレチウリの海だ。
オオブタクサ
オオブタクサは一時ほどの占有率は無いが、繁茂している所では相変わらずすごい。この個体は雄花序を何本も聳えさせているが これこそ花粉症の元凶だ。
キクイモ
コシロノセンダングサやニラの花が所々に見られる。
コシロノセンダングサ ニラ
花被片が揃ったコシロノセンダングサ ニラはカミラ(加美良)の名で古事記に登場する

 タデ科の植物は結構難しくてはっきり同定できませんでした

オオイヌタデ
左の写真は二区間で見ると花穂は白く見えるが、これがオオイヌタデだろうと思う。
下はオオベニタデとしてはチョット小型過ぎると思うが、上手く同定できない。
オオベニタデ
かなり遠くだったが堤防上でチョウゲンボウに出会った。
チョウゲンボウ
少し先の堤防の下辺にシロバナサクラタデが群生していた。
サクラタデにしては白っぽ過ぎると思ったが、芳香が漂っていた。シロバナサクラタデでは無い 香りだったが、サクラタデにも香りはない。ニオイタデかとも思ったが特徴の花柄に粗い開出毛があり、黄色い腺毛 があるのは確認できなかった。
サクラタデ群生
令和2年10月2日作成