27日は雨模様との予報だったので、前日の26日に青葉園に行って来た。実際は朝方で止んで雨は降らなかったが、北風が強くサワラの葉
を撮りに行った時は往路がアゲインストで大変だった。
鴻沼川には今年は7〜80羽の大群のオオバンが来ていました
桜橋近くに集合していた7〜80羽のオオバン
最近は冬の鴻沼川に多く飛来するオオバンが今年何と7〜80羽の大群で来ていた。
家の近くの白幡沼や笹目川にも見られるが、こんなにもの大群は珍しい。
オオバン(大鷭)学名:Fulica atraはクイナ科オオバン属の鳥類。全長32-39cm、翼開張70-80 cm。和名はバンよりも大型で
あることから。嘴と額板が白く頭部や頸部は黒い羽毛で被われ、次列風切の先は白い。
埼玉県では絶滅危惧T類(CR)に指定されている。(ウィキペディア)
埼玉県では絶滅危惧T類(CR)に指定されている。(ウィキペディア)
額板と嘴が赤くオオバンより一回り小さいバンは狩猟鳥に指定されているのに、オオバンは指定されていないというのはちょっと不思議だ。
羽根倉橋の下のゴルフ場との境界木は間違いなくサワラでした
羽根倉橋の下のゴルフ場と自転車道迂回路との境界木は間違いなくサワラだった。
樹冠は隙間の多い円錐形で先が尖り、密で卵形に近い円錐形のヒノキとの違いがある。
サワラとヒノキの見分けのポイントは鱗状葉の葉裏だ。
サワラの葉裏の白色気孔帯はX字状または蝶形に対して、ヒノキはハッキリとしたY字状だ。鱗状葉の葉先もやや尖ると丸いの違いがある。
サワラ(椹)Chamaecyparis pisiferaはヒノキ科ヒノキ属の日本固有種の常緑高木。同じ音のサワラに魚の(鰆)があるが何の関係も無い。ヒノキ
とは遺伝的にも近く繁殖力のある交雑種を作るという。庭園樹や生垣としてよく植栽される。ヒノキのような香りは無く建築材としてはヒノキの様な高級感は無い。
雌雄同株で花期は4月。雄花雌花共に小枝の端につく。果実は球果で直径約7o<。樹皮はやや灰色を帯びた赤褐色。
スギの樹皮によく似て、縦に裂けて薄く剥がれる | ヒノキの球果より小さい。種鱗の中央は杯状にへこむ |
青葉園では紅梅とソシンロウバイの花が見られ、錦乃原はノウルシが芽生えが
梅の園芸種の紅梅系は枝の髄が赤いのが特徴で一概に花が赤いからという事ではなく、白花もあるという。通常は白色の花を咲かせる木の
髄は白色で実を食用にするのは白梅が多い。
ウメはバラ科サクラソウ属の落葉小高木〜高木に分類される。名の由来は中国語のメイ、朝鮮語のマイ、烏梅(うばい)からの転訛だとか
諸説がある。ちなみに烏梅とは未熟な梅の果実を燻製にしたもので鎮痛・解毒作用がある健胃整腸の妙薬という。
花期が早く花付きがいいというヤエカンコウかも | 葉の展開前に開花し前年枝の葉腋に1〜3個付く |
1月20日の大寒の自生地ではノウルシの芽生えもあまり大きくなっていなかったし期待はしていなかったが、錦乃原でもノウルシの芽生え
だけでサクラソウは全く見られなかった。
前月は香りだけだったソシンロウバイが開花して芳香を放っていた。
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令和3年2月11日作成