2021年7月27日に東京都で初めてコロナ新規感染者が2,848人の驚異的な数字になり、第5波の到来間近を告げられた。

 何故かクマゼミの降るような鳴き声がスマホでは再現されません

台風8号の進路がかなり東北寄りになったので27レポートの観察に行く事にした。局地的に豪雨もとの予報だったが、強 い風は北との事も広い天端を走る復路の快適さが思われ、背中を押した。
クマゼミ
秋ヶ瀬遊歩道では新大宮バイバスの陸橋のかなり手前からクマゼミの鳴き声が聞かれるようになった。
陸橋の下まで行くと両側のトウネズミモチ、センダン、ナツメの樹から降るような暑苦しい鳴き声が落ちてきて体全体が 包みこまれた。
いいチャンスとスマホで動画を撮ってみた。セミは遠すぎてカメラで写したが、とにかくこの鳴き声を採りたかった。
でも残念ながらスマホでは全く聞こえずパソコンの編集ソフトでかろうじて聞こえただけだった。
以前にもオオヨシキリの大声の掛け合いを採ったつもりが、全く聞こえなかった。キチット集音装置でもないとセミや 鳥の鳴き声は採れないのだろうか?

 名残りのハンゲショゥが赤く染まっていたのは不思議でした

浦和ゴルフから堤防上に上がらず下を走ってみた。新開から道場5丁目にかけて農道の両側は休耕田が増え、残土置き場 の工事も進んでいる。先日の台風19号で鴨川への排水装置が故障して洪水を起こした油面川排水樋門の工事は終わり新しい樋門が見える。
ハンゲショウ
いつも見られる所と反対側の耕作放棄地に名残りのハンゲショウが見られた。カメラを向けてよく見ると白くなった所が 赤くなっているのが結構見られる。
最初はいたずらかと思ったが見回してもその気配はない。自然に赤くなったようだ。やはり水不足と高温の影響だろうか。 初めての経験だが何とも不思議な現象だ。
イヌゴマ
近くではイヌゴマやセリの花も見られた。大きな耕作放棄地に繁茂しているオギはやはり高温障害なのだろうか?白っぽ く乾燥して見えた。

 かなりバラバラと落ちてきてカッパを取り出しました

普通に歩いていたのでは殆ど感じない細かい霧雨も自転車で走っていると結構顔にあたるのが分かる。
ヒレハリソウ
自転車道が昭和田んぼの真ん中を走る手前からゴルフ場脇の非舗装のでこぼこ道に入った。その辺りから大粒の雨が激し く降り始めてカッパをとりだした。
久し振りのカッパで着るまでに結構時間がかかった。グズグズしている内に雨脚が弱まり始めた。
結局もとに戻して少し進むと前に見た事がある草本に出会った。
ヒレハリソウ別名コンフリーはムラサキ科の多年草。ヨーロッパ原産の帰化植物で庭木や鉢植えで 栽培され、野生化もしている。花の形から玻璃草と呼ばれ下葉にヒレのようなものが有るのが和名の由来という。
シオカラトンボ
少し先ではシオカラトンボが地面に降りていた。
アゲハ
もとの自転車道に戻りグランドとゴルフ場の間を快適に走り始めた。
空も青空が少し見え雨の気配はまったく無くなった。
通り過ぎてしまってから大きなアゲハチョウを見たような気がした。物好きにも戻ってみた。元の所に鎮座ましましている。
取り敢えず写真を撮った。近づいてもビクともしない。一体生きているのだろうか?試しにネットを揺すってみると、 パッと飛び上がり、あっと言う間に青空に消えて行った。

 青葉園の植え込みででチョウトンボが乱舞していました

青葉園に着いた頃から陽射しが戻り始め次第に青空が広がってきた。帰り際に休憩所脇の植え込みに行くと柚の小木らし きの上をチョウトンボが5〜6匹乱舞していた。
チョウトンボ
普通優雅にヒラヒラ飛ぶイメージがあるのに止まることなく飛び回り急旋回していた。カメラを向けてもシャッターチャ ンスなどあればこそ。しばらくはただおろおろと見守るだけだった。
チョウトンボ
それでも柚らしき木の上の葉先に止まるのが現れた。そうなると結構同じようなのが現れようやく何枚か撮る事ができた。
チョウトンボ
それにしても何だったのだろう。ここの植え込みには池などは無い。水場がある訳でもない所でチョウトンボがあれだけ 乱舞するのは何だったのだろう。
ものの本によると、チョウトンボは縄張り意識が強く、メスをめぐる争いは熾烈だというが、果たしてそれだっ たのだろうか。未だに不思議だ。
復路は期待通りフォローに乗って快適に帰ってきた。いつもアゲインストで苦労するが3回目にして初めてスイスイだった。
令和3年7月31日作成