10月27日の天気予報は終日曇ところによりにわか雨だったが、所にならない事を祈って10時17分に家をでた。願い空しく 浦和ゴルフから堤防上に上がった頃から細かい雨が降り始めた。それでも傘をさすほどにはならない内に止んでくれた。2回目は土屋田んぼ辺 りから降り初めてこれは濡れそうな雨で昼食に逃げ込んだ。青葉園で怪しげな空模様になったが、以後は降られずに帰ってこられた。

 羽倉橋の交差点で新しい堤防上の道路が自転車道と表示されていました

自転車道立看
羽根倉橋の左岸堤防の天端への入口に「荒川自転車道」という工事用の立看板みたいなのが立っていた。いよいよ河川敷 の自転車道迂回路は閉鎖かと思った。
通行止め
秋ヶ瀬公園への分岐点に通行止の立看があった(左写真)。
迂回路表示
一番下のゴルフ場まで降りると荒川自転車道迂回路の詳細と工事説明版があった。荒川第二調節池工事というのは 新たな堤防をつくることとイコールとの看板だった。
説明版

 今回の工事は環境への配慮がされているのかのお尋ねをします

よくある質問と回答に一部ありましたが、今回の工事は利水は含まれていないとの事ですが、環境については配慮がなさ れているのかお尋ねします。
荒川の堤防工事は勿論地元にもメリットのある事ですがデメリットも多く、やはり東京を守ることに主眼があります。今 回の工事もそのような傾向は明らかです。
第一調節地は国指定の特別天然紀念物があったので、色々調査もされ検討もされたようですが、その後の状況を見ると環境 が悪化したのはサクラソウの壊滅的な減少一つとっても明らかです。
そして現在のさいたま市の荒川左岸高水敷と堤防は外来種天国です。高水敷にはアレチウリ、セイタカアワダチソウが繁 茂し、盛土した堤防はオオブタクサ、セイバンモロコシが跋扈しています。現状のさいたま市の荒川には四季の風情など無いに等しく、環境の 悪化は明らかです。
今回の工事は治水と言う一番の目的の工事です。でもこの地区の荒川周辺の環境は悪化するだけで地域住民に対するメリ ットは殆どありません。さいたま市の荒川左岸を15年以上見続け、記録してきた者としては工事を進めるにあたっては特に環境面への配慮 をお願いしたく、質問と希望を申し述べます。
質 問
  • 工事用のダンプの通路はどのあたりに通すのか
  • 囲暁堤と池内水路には自転車道迂回路は含まないとの事だが、おおよその位置はどのあたりか
  • 排水を確保するために大規模な池内水路を整備するとの事だがおおよその幅と深さ
  • 囲暁堤や仕切堤などの新しい堤防の土は主に何処のものを使うのか
お願い
  • 工事用のダンプの通路をアスファルト舗装しないで欲しい
  • 池内水路はセメントで固めず自然の流れにして欲しい
  • 両側の管理用通路も舗装はせずに自然の道にして欲しい
普通言われる河川敷は高水敷と低水敷(水の流れ)の総称

 野菊はセイバンモロコシの隙間、隙間に細かく点在していました

錦原櫻草園は通路の除草がされて形が分かるようになった。ギンモクセイが白い蕾を一部で付けていた。周囲の農道に咲 いていたアキノノゲシは花の黄色味が強く、土屋田んぼ(馬宮)ではホソバオグルマの花も見られた。
アキノノゲシ ホソバオグルマ
残っていたアキノノゲシの花は黄色味が強かった ホソバオグルマもそろそろ花は終わりに近かった
大久保2横堤
大久保2の横堤は殆どがセイバンモロコシに覆われその合間に野菊が花を咲かせていた
復路は左岸堤防天端の自転車道を走って15時前に横堤(大久保2)に着いた。野菊が咲いている事を期待したが、咲いてい る事に違いは無かったが、セイバンモロコシの無い所のアチコチに肩を寄せるように咲いていた。
野菊
大きな塊はなく、隙間を見つけては花を咲かせていて無数の小さな塊のオンパレードだった。
ノギク
ノギク ノギク
目の高さのノリ面の中腹のかたまり 堤防の上の方に咲く花

 桜エコフェスタ2021の参加テーマを「環境 荒川第二・三調節池」に決定(前号に同じ)

今回の工事は利水は除いたので治水のみとの記述もあったが、ついでに環境もカットされているようなので環境につい ての取り組みをただしていきたいと思う。

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上記は荒川上流河川事務所のH.Pの荒川洪水調節池の整備より
令和3年10月5日作成