観測史上最短で梅雨明け宣言がだされました
3日連続で猛暑日の中、27レポートの観察を徒歩で実行した。二ツ宮からプラザウエストまで約6.2キロの河川敷観察
行は、右手首が突如として効かなくなり自転車に乗れない窮余の策だった。
大宮行きの電車が30分くらい遅れていた。スマホを見ているとなんと梅雨明けが報じられていた。
九州南部、東海、関東甲信の各地が平年より2週間早く関東甲信は1951年以来最も早い梅雨明けという。そして21日間は最
も短い期間という。
まだ工事が終わって間もない治水橋近くの堤防には芝生が植えられ、アカツメクサが繁茂していた。
モンシロチョウが見られたがバトルしているようなのもあった。
よく見ると右のチョウは体を折り曲げている。
メスのチョウは交尾を済ませた後は、他のオスが来た時には体を折り曲げて交尾拒否をするという。
少し先に行くともうセイバンモロコシが色々な色の若い茎や穂をのばし始めていた。この頃はバラエティーに富んでいて
結構きれいだが夏以降には荒々しさだけが目立ってくる。
昭和田んぼの一部の用水路縁にイヌヌマトラノオが繁茂していました
久し振りに植水横堤上を歩いた。かってはセイタカアワダチソウやアレチウリ、オオブタクサなどの大形外来種が順
番に所狭しと覇を競っていたが、それらの姿は全く見られなかった。
途中から昭和田んぼに降りて南北に貫く農道兼自転車道を歩くと、左側の農業水路縁にイヌヌマトラノオが繁茂して
いた。
以前はこの辺り一面にノジトラノオやヌマトラノオも見られたが、いつの間にかここだけ、しかもイヌヌマトラノオ
だけになってしまった。
突如としてヒメアカタテハが降ってきました
1時間くらい歩いただろうか猛暑日の炎天下で、疲労困憊してしまった。荒川運動公園を見ると立木の下に木陰が見え
る。欲も得も無く緑陰に吸い寄せられた。涼しい木の下は天国だった。座り込んで熱い湯船に浸かった様な靴を脱いで生き返った。
少し人間らしくなり、近くを見回す余裕が生まれた。近くの低い柵の草むらに何かが落ちてきた。
目を凝らすとチョウのようだ。あまりの暑さに草むらに避難しようとしたらしい。
ズームを効かせて見るとヒメアカタテハのようだ。秋にはよく見るチョウだがあまりの暑さに音を上げたようだ。
調べてみると「昆虫はまわりの温度が上がると、自分の体温も上がり、30℃以上ではかなりきつくなり、40℃前後では
水分も失って、路上におちてしまうこともある。」という。
歩いていればいつかは着くと自分に言い聞かせて歩き続けました
工事現場を横目で見ながら再度歩き始めた。
河川敷という自然の中にいながらどこにも緑陰がないのを呪い始めた。とにかく木陰が欲しかった。正午近く太陽は
真上にあった。以前なら竹林と河川敷の木との混合林もあったが、現在進行中の第2調節池の工事で切り倒されてしまった。
1時間くらいで少年野球の練習場近くまで来た。ここには緑陰も休憩用のベンチもあった。
少し落ち着いて上を眺めるとどうやらエノキらしい。エノキは確かケヤキやムクノキなどと一里塚に植えらたとのお
ぼろげな記憶がよみがえり、昔の旅人の気持ちが思いやられて何となくホッとした気持ちになった。
そこから後は通り慣れた道で堤防上は歩かず中腹を歩いた。とにかく歩き続けようその気持ちだけだった。
プラザウエストには13時過ぎに到着。徒歩では通常1時間16分のところを2時間半かかって歩いたことになる。バッグに入
れていた残り少なくなった水はお湯になっていた。
レストランで食事をして一息ついたところへ思いもかけない嬉しいTELが舞い込んだ。剥がれてしまった桜草公園への
道路標示を以前より丈夫な形で作ってくれるという朗報だった。
荒川第二・三調節池工事が行われています
荒川第二・三調節池工事は通常では見えないところで行われていますが、確実に進んでいるので概要図は掲載していきます。
上記は荒川上流河川事務所のH.Pの荒川洪水調節池の整備より