撮影:左は08年5月1日西区三条町休耕地にて 右は08年5月7日桜区道場4丁目休耕地にて | |
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葉 | 幅約1p、長さ20〜50pで基部へ細くなる | 根・茎 | 地下茎は白く長く這う |
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花 | 赤紫の雌しべの後雄しべの葯が目立つ | 果 実 | 頴果は風で飛び散る |
高さ | 30〜60p | 花 期 | 5月〜6月 |
生育地 | 日当りのよい草地や田畑 | 分 布 | 日本全土 |
別 名 | 茅(ち)、蓑茅(みのがや) | 花言葉 | 親しみ深い(子供達にも好まれる) |
渡 来 | 在来種、万葉集にも詠まれている | 近似種 |
和 名 | チは千の意味でたくさん生える事からで千茅(ちがや)、若い穂は雄しべも雌しべも赤く全体が赤く見えるので血茅、味が乳の甘味に似ているので乳茅などの諸説があるようだ。古名はチ(茅)で浅茅ヶ原などという。 ツバナ(茅花)は綿毛を火打石から火を取る時に使った事からツケバナと言われたものがツバナになったとも言うが何ともコジツケ臭い。 |
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雑 記 | 初夏の田園に群生して白い穂をいっせいに風になびかせている様は将に初夏の風物詩といえる。歳時記にも「茅花流し」という季語があるように、この時期の農村を象徴する風景。秋の紅葉も美しいという。 チガヤの若い花穂は茅花(つばな)と呼ばれ昔は子供達がたべた。私も久し振りに食べてみたが、葉に包まれた若い穂でないと甘味はない。またチガヤには魔除けの力があるといわれ「茅の輪くぐり」の風習がある地方もある。そして万葉集にも茅花は登場し古くから人々に親しまれてきた。 |
08年5月10日作成
チガヤ若い穂は赤紫の柱頭が長く伸びる | 成熟して雄しべの葯も殆ど落ちて種子を飛ばす直前 |