撮影:10年3月12日田島ヶ原サクラソウ自生地にて | |
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葉 | 幅広く先は尖らず、暗緑色で葉脈が白い | 根・茎 | 鱗茎は卵球形で、花茎は柔らかい |
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花 | アマナに比べて少し大きい。陽が出ると開く | 果 実 | 丸みのある3稜の倒卵状円柱形 |
高さ | 15〜30p | 花 期 | 3月〜4月 |
生育地 | 低湿の野原に生える多年草 | 分 布 | 本州と四国の一部に稀 |
別 名 | ヒロハムギグワイ | 花言葉 | 天才的な(早春に咲き夏には枯れる) |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | アマナ |
和 名 | 広葉の甘菜の意。属名のAmanaは日本名のアマナによる。 以前は観賞用のチューリップと同じTulipa属だったが、花が小型で葉は線形、花茎に苞があって 花粉の形態も違うので独立のAmana属にするのが一般的のようだ。アマナ属は東アジア、日本にアマナとヒロハアマナの2種だけで、 ホソバノアマナは花茎に少数の葉がつき、花が1〜6個つくのが特徴のチシマアマナ属という。 |
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雑 記 | 田島ヶ原サクラソウ自生地で春一番に花を咲かせ、突如として跡形なく無くなるように見える典型的なスプリングエフェメラ
ル。 10年には3月5日の4月並みに気温が上がり穏やかに晴れた日には見事な群生が見られたと云うが、その後はハッキリしな い天候が続き同じような群生は12日まで見られなかった。8日と11日の晴れ間がのぞいた時にチャンスと思ったが、大株も下を向 いた花しかつけていなかった。 花茎の途中に3個の苞葉を つける。 田島ヶ原サクラソウ自生地には1964年に山草会により清瀬での絶滅を救うために移植されたようだ。 環境省レッ ドリスト 絶滅危惧II類(VU) |
10年3月22日作成
ヒロハアマナの株の花々 | 花被の裏側に赤紫の筋があります |