ヒユ科ヒユ属
学吊(属吊+種小吊)Amaranthus viridis
属吊のAmaranthusはamaranthos(しぼまない)の意、萼と小苞葉が乾燥してもしぼまない事から。種小吊のviridis
は緑色の意
|
|
撮影:08年11月13日さいたま市西区の荒川土手にて |
※上の写真はクリックすると大きくなります |
葉 |
変形菱形、長さ約7㎝、長い柄 |
根・茎 |
茎はやや硬く、直立する |
花 |
葉腋に団塊状につき茎頂で花穂になる |
果 実 |
果実は熟すとしわがより硬化する |
高さ |
40~80cm |
花 期 |
7月~11月 |
生育地 |
畑地や土手、町中 |
分 布 |
日本各地 |
別 吊 |
アオビユ |
花言葉 |
優しさ(果実は種子を入れたまま落ちる) |
渡 来 | 昭和の初期 | 近似種 |
ホソアオゲイトウ、イヌビユ |
和 吊 |
ヒユはインド原産の帰化椊物で畑などで栽培され、イヌが付くのはヒユに似るが食用にならない事から。穂長犬莧は文字通
り穂が長いから。
別吊の「アオビユの和吊はアオゲイトウに対して用いられた事があるので、混乱を避けるために用いないほうがよい《(日本の
帰化椊物)という。 |
雑 記 |
写真を撮った8年11月13日は3~4日続きの12月下旬の寒さの後の久し振りの小春日和だった。昭和水田付近の堤防は2~3週間前
にきれいに除草され新しくスイバやクコなど多くの草が伸び始めていた。その中に赤紫色の花穂がかたまって伸びている所があり、
見るとホナガイヌビユだった。普通花は緑色から帯褐色になると言われるがこのように濃い赤紫はマレではないかと思う。寒さが濃
い色を引き出したのだろうか。 |
08年11月14日作成
観察ノート
|
|
11月の陽光に花穂も葉も輝いていました |
花穂は雄花、雌花が混在して付くという |