撮影:10年8月13日、さいたま市西区昭和の休耕田にて | |
※上の写真はクリックすると大きくなります |
葉 | 卵形で基部は広がって茎を抱く | 根・茎 | 茎は4稜形で上部で分枝する |
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花 | 花径6mmくらいの鮮やかな橙黄色の5弁花 | 果 実 | 刮ハは長さ約3o |
高さ | 5〜20p | 花 期 | 7月〜9月 |
生育地 | 田の畔や休耕田などの湿地 | 分 布 | 日本全土 |
別 名 | 花言葉 | キラリと光る(橙黄色の花が鮮やか) | |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | ヒメオトギリ |
和 名 | 苔弟切は苔のように小さいオトギリソウの意。湿地に生える植物には小形を表わすのに苔を冠する事が多いようだ。 弟切草の名は鷹匠の兄が秘伝の鷹の傷薬を弟が他人に漏らしたのを怒って切り殺してしまったという平安時代の伝説に基づく事が寺 島良安の『和漢三才図会』(1713年刊)に書かれている。 |
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雑 記 | 10年8月11日に昭和の休耕田で初めて出会った。小さいが鮮やかな橙黄色の花は印象的だった。それも小さい植物が集まってい
る所では休耕田のほぼ全域に見られた。 コケオトギリと同定したがよく似ているという少し大きなヒメオトギリの可能性もゼ ロではない。両者の判別ポイントは苞葉の形でコケオトギリは葉と ほぼ同形、ヒメオトギリは細く線形に近いという。それは13日に確認済みだが、 雄しべの数はコケオトギリにしては多すぎるのが気がかりだ。 花は一日花と言われるが晴天でも6時50分には1花も咲いていず、7時20分頃になって開花した。(10年8月17日) この2種は他のオトギリソウと違って黒点がなく雄しべが離生しているなどから日本の野生植物(平凡社)などでは独立のヒメ オトギリ属としている。また「かっては(コケオトギリ)はヒメオトギリの1品種でその小さいものとしたが今は独立種として扱う」 (新牧野日本植物図鑑)との記述もあった。 |
10年8月17日作成
上の写真は大きくなります。葉と苞葉は同じ形です | 柱頭は3裂しています |