撮影:12年5月17日、いづれも荒川左岸河川敷にて | |
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葉 | 羽状複葉の小葉は5〜9枚。托葉は櫛の歯状 | 根・茎 | 茎はよく分枝し鋭い刺がある |
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花 | 花弁は5枚で白色、時に淡紅色の花も | 果 実 | 赤い果実に見えるのは萼筒が肥大した偽果 |
高さ | 2mくらいの落葉低木、他に絡んで伸びる事も | 花 期 | 5月〜6月 |
生育地 | 河川敷や原野に普通に生える | 分 布 | 日本全土 |
別 名 | ノバラ(野薔薇) | 花言葉 | 美人薄命(きれいな花だけに盛りを過ぎると) |
渡 来 | 在来種(沖縄にはないという) | 近似種 | テリハノイバラ |
和 名 | 文字通り野に生えるバラだから。「イバラというのはとげがあるからで、イバラは元来とげのある低木の総称である」(新牧
野日本植物図鑑)。 漢字の薔薇は「そうび」または「しょうび」と音読みされ、もとは10世紀初めごろまでに中国から渡来して いたバラの呼称だったようだ |
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雑 記 | 5月のさいたま市近辺の荒川河川敷を白く豪華に彩る花で香りもよく好きな花の一つだ。雌しべは萼筒の内部の花床に多数ついて
花柱が合着して柱状に突き出している。盛りの時はきれいだけに
終わり近くなると雄しべが褐色になり汚らしく見えてしまう。香りに誘われてか虫も多くつき、うっかり触ると刺もある。
晩秋になって実が枯れ枝に残っている姿は見栄えがせず、実に艶がなく色もあまりきれいではない。そう思っていたら果実に見え るのは萼筒が液状果のようになった偽果だと知って納得した。中に 種子みたいな痩果が多数入っている。 |
12年5月31日作成
ノイバラの芽生え 2012年4月6日 | ノイバラの蕾 2011年5月20日 |
時に薄いピンクもあります | この偽果はきれいです 2008年12月6日 |