ウリ科スズメウリ属
学名(属名+種小名)Melothria japonica
属名は古く白いブドウを指した名。この類に白い果実がなる事から転用。種小名は日本のの意
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撮影:左は08年9月23日桜区新開の放棄台地、右は12年9月22日田島ケ原サクラソウ自生地にて |
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葉 |
薄くて表面はざらつく |
根・茎 |
茎は軟らかくて細い |
花 |
雄花雌花ともに葉腋に単生する |
果 実 |
糸状の柄に径約1cmの球形の果実 |
高さ |
葉と対生の巻きひげで他に絡んで延長する |
花 期 |
7月〜8月 |
生育地 |
荒地や水辺に生える一年生のつる草 |
分 布 |
本州から九州、朝鮮半島(済州島)にも |
別 名 |
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花言葉 |
いたずら好きの(巻きひげで四方へ伸びる |
渡 来 | 在来種 | 近似種 |
カラスウリ |
和 名 |
「スズメウリ(雀瓜)はカラスウリの果実との比較で小さい事からとも、果実ははじめ緑色だが熟すと灰白色になり雀の卵に似
るからともいう。 山渓名前図鑑「野草の名前」に「小さいから女(め)、実が鈴のようだから鈴女瓜との説には反対」との記述があ
るがそんな説もあるのは面白い。 |
雑 記 |
2007年8月の初めに夜しか開かないカラスウリの花を撮るのに苦労して以来スズメウリに出会うのを楽しみにしていた。そんな
時放棄台地のクズが覆いつくしている所に偶然白い花を見つけた。クズの葉ををめくってみるとたくさんの小さな花や瑞々しい若草色の果実
がぶら下がっていた。 同じウリ科でも属が違うだけに昼にも花を開き、雌雄同株の違いがある。そしてカラスウリは種子がたまずさ
(玉章)とか大黒様とも呼ばれ面白い形をしているが、スズメウリの種子は
平たい楕円形で寒天のようなものに包まれ2列に並んでいるだけだ。 |
2012年10月2日更改
観察ノート
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雌花は花の下に球形の子房があります |
雌雄同株なので果実も見える雄花 2007年10月1日 |