<タウコギ(田五加木)>

キク科センダングサ属

学名(属名+種小名)Bidens tripartita

属名はbi(二)+dens(歯)果実に歯のような2本の刺があるため。種小名は3深裂の意
タウコギ 田五加木
撮影:いずれも06年10月11日 西区植水の休耕田にて
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葉は対生し、長さ5〜13p 根・茎 茎はよく枝分かれし、毛は無い
頭花は管状花のみで舌状花は無い 果 実 痩果は扁平で楔形、逆向きの刺がある
高さ 高さ20〜150p 花 期 8月〜10月
生育地 畦道や湿地 分 布 北海道から西南諸島
別 名 狼把草(漢名) 花言葉 地味な努力家(舌状花が無く地味な花)
渡 来
近似種 アメリカセンダングサ

和   名 和名は田にはえ、葉の形がウコギ(五加木)に似る事からという。単にウコギというと落葉低木のヒメウコギを指す。中国原産で生垣などに植えられたが、最近はあまり栽培されていない。雌雄異株
雑   記 田五加木は水田の害草だったが、農薬やアメリカセンダングサに追われ減少したという。確かにアメリカセンダングサ繁茂する休耕田はあったが、田五加木はいずれも畦近くにせいぜい70〜80pの高さで、2〜3株位づつしか見られない。違いは茎が角ばらない事と、葉が3〜5裂するがアメリカセンダングサのように複葉にはならない事。写真は叉手草とのツーショット
中国では気管支炎、肺結核などの薬用とされたが、日本でも明治時代には結核の特効薬とされた。

06年12月10日作成