キク科トキンソウ属
学名(属名+種小名)Centipeda minima
属名のCentipedaはcentum(百)+pes(足)、地を這っているムカデ状の茎葉の様子から。種小名のminimaは極めて
小さいの意
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撮影:06年9月17日、さいたま市西区の田圃地帯にて |
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葉 |
肉厚、へら形で先に3〜5個の鋸歯がある |
根・茎 |
茎は地を這って所々から根を出す |
花 |
頭花は筒状花だけで直径3〜4o |
果 実 |
ミニミニ金塊に似た黄色い痩果 |
高さ |
よく分枝し地を這う事が多く2〜10cm |
花 期 |
7月〜10月 |
生育地 |
農道脇や畔、休耕田などに普通 |
分 布 |
日本全土 |
別 名 |
ハナヒリグサ |
花言葉 |
夢の多い(痩果がミクロな金塊に似る) |
渡 来 |
在来種 |
近似種 | |
和 名 |
吐金草で熟した頭花を押しつぶすとごく微小な金塊に似た痩果が押し出されるからというのが通説。 新牧野日本植物図
鑑には「頭花の形が頭巾に似る事から頭巾草とする説がある。」との記載もあり、「別名のハナヒリグサは、かって本種を乾燥させ
た粉末を鼻に入れてくしゃみを起こさせるのに用いた事によるもの」との解説もある。 |
雑 記 |
予備知識を持たずに見ると真中の暗赤色が目立つのが花で、丸い頭花を果実のように思ってしまう。 頭花は全て筒状花で
両性花と雌性花からなり中央の暗赤色の部分は10個くらいの両性花で蕾の時によく目立つ。成熟した頭花は全体的に黄緑色で多くの
雌性花がつくが花冠はごく小さく子房の緑が目立つという。両性花、雌性花とも結実する。 |
10年8月16日作成
観察ノート
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暗赤色の両性花は蕾の方がよく目立つ 08年9月27日 |
成熟した頭花は緑の子房が目立つ 08年9月27日 |