北の島で出会った鳥(その2)

ハシボソガラス(嘴細烏)

スズメ目

カラス科

学名

Corvus corone

英語名

Carrion Crow

全長

50cm

翼開長

99cm

生活等

留鳥または旅鳥。江戸時代にはさとがらすはハシボソガラスといわれたが、 現在ではハシブトガラスが大都会の中心部に、ハシボソガラスは郊外に住むようになっている

備考

雑食性だがハシブトガラスほどではなく草木の実や種子、昆虫類などを主に 採食する。しわがれた大きな声で「ガーア、ガーア」と鳴く。この時顔を前に突き出して上下に振り、お辞儀のような動作をしながら鳴く。嘴はハシブトガラスより細く少し下に湾曲している。 額は嘴から流線型的で、ほとんど出っ張っていない
03年6月23日利尻山頂にて撮影
右は岩上のハシボソガラスを拡大した写真です。
標高1.719mの利尻山頂のすぐ向こうの岩にハシボソガラスが飛んできました。やっと
辿り着いて山頂神社の横に腰をおろし、一息ついたところでした。下界では嫌っていたカラスが何故かとても懐かしく思えました。そういえば、昭和40年に登った中西悟堂翁はすぐ下の沓形コースとの分岐点で
      離り花(さかりばな)残るのみなる8月すゑ かかる岩場に鵜が一羽
という句を詠んでいました。まさかその時の鵜では無いでしょうが、普段と環境が違うと感じ方もずいぶん違う事を 改めて知らされました