シモバシラの霜柱を見ました 1月13日
朝から快晴で風も無く、抜けるような青空の皇居・東御苑の雑木林。4〜5本のシモバシラができていました。これは地上部は枯れていても根はその働きを失わず水分を上昇させ、 その水分が凍り、冬枯れの茎に氷の結晶ができる現象といわれます。
あまりの好天に小鳥達も大はしゃぎで、モズのはやにえでも見つけたのでしょうか シジュウカラが逆さになって餌をつついたり、忙しく飛び回っていました。05年1月13日
前日の天気予報では関東地方でも朝の冷え込みが厳しいと伝えらたが、ベランダのバケツにも薄氷が 張っていた。今日こそ念願のシモバシラを撮ろうと東御苑に向かった。お目当ての場所に確かにあった。最初の印象は以外に小さいという感じだった。でも自然の妙は素晴らしく、夢中で何枚もシャッターを押してしまった。 他にも株があったと思ったが、そちらはついに見つからなかった。一昨年の10月、雑木林の2箇所できれいなシモバシラの花を見つけて非常に感激した。でもCDに保管した花のファイルは何故か消えてしまった。 CDロムなのに書き換えられた事が納得できず、意識の上では憧れの幻の植物にさえなっていた。その名前の由来の霜柱の結晶を存分に見られて幸運な一日だった。
シモバシラは秋にしそ科特有の 小さい唇形花を一方に偏って咲かせ、4本の雄しべは下側の2個が特に長く花の外に突き出します。
昨年は東御苑のシモバシラの花期を逃してしまい、たまたま行った野川公園・自然園で終わりかけた花を 見つけました。ラッキーに多謝でした。
04年10月14日
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上記の写真はシモバシラをアップしたものです。氷の結晶の面白さと繊細さが感じられます。 でも本当に不思議ですよね。こんな枯れた茎にも水分が上がってくるなんて。寒さが厳しい地上の茎は死んでいても、地下ではしっかり生命を守っているんですね。   05年1月13日 皇居・東御苑にて