0                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               多くのハチがアレチウリに群がっていました 2022年9月27日(火) 晴

 中土手橋から上がった左岸堤防はヒガンバナがまばらでした

道場付近の荒川堤防
この日は桜区役所の北側の道路を中土手橋から荒川左岸堤防に上がった。この辺りの ヒガンバナは一時期心無い人に よって抜かれた事があったような記憶もあるが少し寂しい風景だった。
モンキチョウ
空は晴れ渡り風もほとんどないこの日はコセンダングサが多く見られ、モンキチョウがアチコチで吸蜜していた。
工事現場
羽根倉橋からは河川敷に降りて第2調節池の工事現場に沿って上流を目指した。
河川敷に降りた正面は新しく盛土したダンプの通り道が一番高くなっている所だ。ノリ面には攪乱地に見られるオオ イヌタデなどが繁茂している。オオベニタデもあった。平行して走る自転車道からは次第に眺望が開け、工事現場が見渡せるようになって くる。
正面に見える高台は盛土される囲暁堤(いぎょうてい)だろうか?
囲暁堤は本川の近くに造り少々の増水はそ こで防ぎ、水かさがました時には越流堤から周囲堤との間の調節池(通常時はグランドや畑)に水を一時ストックし下流の洪水を防ぐ方法で 第2、第3調節池は特に彩湖のような貯水池は作らない。

 工事地のフェンスの大部分はアレチウリに占領されていました

網が高く張られている所は殆んどアレチウリが占領つくしていました。
天まで伸びるアレチウリ
仲間で飽和状態なので空いている大空を目指して何処までも伸びようとするアレチウリ
アレチウリ雌花とハチ アレチウリ雌花とハチ
アレチウリの雌花とセイヨウミツバチ アレチウリの雌花とセイヨウミツバチ
アレチウリはウリ科の一年生草本。雌雄異花、雌花は淡緑色で直径約6o、球状に集合する。雄花は約1pで総状に 付く。1952年に清水港で進入を確認された。原産地はアメリカ、カナダ。
繁殖力はすさまじく在来種との競合などで2006年に特定外来 生物に指定される。
アレチウリにキタテハ アレチウリにミドリキンバエ
アレチウリの雄花で身じろぎもしないキタテハ アレチウリに吸蜜に来たミドリキンバエ

 イシミカワ、ニガカシュウもあり、あのヤブガラシ、ヘクソカズラも肩身が狭そう

少し様子が変わったと思ったらイシミカワの群生に変わっていた。
イシミカワ托葉
イシミカワはタデ科イヌタデ属の一年草で、葉柄は長く葉の裏側につく。丸い托葉は完全に茎を囲んでおり、まるで お皿の真ん中を茎が突き抜けているようになっている。
ニガカシュウ
花は5中裂して裂片は広楕円形、花被は緑白色で長さ4mmだがほとんど開かないので蕾のままのようにも見える。果実 が熟すと萼がコバルトブルーになり美しい。
ニガカシュウはヤマノイモ科ヤマノイモ属の多年草で別名マルバトコロ (丸葉野老)。葉は互生し長さ幅とも5〜13 cmの大きな円心形で、先は急にとがる。両面とも無毛で光沢があり全縁。葉柄は長さにかなり違いがある。葉腋にはむかごがつくが苦くて 食べられない。雌雄異株で日本には雄株しかないという。

 八島ニュウタウンのヒガンバナはスガレ始めていましたがまだ見事でした

八島ニュウタウンのヒガンバナはよく見るともう盛りを過ぎていたが、陽を浴びた風景はまだまだ十分観賞に耐えら れ見事な光景だった。
ヒガンバナ
ヤブマメ
ヤブマメはつる性の一 年生草本。地中にも閉鎖花をつけ実を付ける。地中の果実には種子は1つしか付かないといいこの種子は単為生殖だ。
ツメクサガ
ふと目の前のアカツメクサを見ると見慣れない小さなチョウが吸蜜していた。
調べてみるとヤガ科タバコガ亜科のツメクサガで幼虫がダイズ、アズキ、インゲンなどのマメ科の葉を食害すると いう。成虫は日中に活動しアカツメクサなどでよく吸蜜しているという。

この日は15時頃から新開小学校に寄って校庭の木々を改めて見て回った。その様子などは ドングリの季節ですが、持ち帰らないようにしましょうをご覧頂きたい。
にツマグロヒョウモン ヒメアカタテハ
アカツメクサを吸蜜するツマグロヒョウモン 多かったコセンダングサにヒメアカタテハ

 荒川第二・三調節池工事が行われています

荒川第二・三調節池工事は通常では見えないところで行われていますが、確実に進んでいるので概要図は掲載していきます。

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上記は荒川上流河川事務所のH.Pの荒川洪水調節池の整備より
令和4年10月7日作成