<ヤブマメ(藪豆)>

マメ科ヤブマメ属

学名(属名+種小名)Amphicarpaea edgeworthii var.japonica

属名のAmphicarpaeaはamphi(双方の)+carpos(果実)で、2種類の果実を有する事から。種小名は19世紀イギリス の植物学者
M.P.エドゲウォースの名前から。変種名は日本の意
ヤブマメ 藪豆
撮影:08年9月27日さいたま市荒川自転車道迂回路にて
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3出複葉で小葉は広卵形 根・茎 茎は左巻きで下向きの毛が生える
1.5〜2pの蝶形花、旗弁が薄紫で他は白 果 実 地上果は長さ2.5〜3pで扁平。地中果は球形
高さ つるで他物に巻きついて伸びる 花 期 9月〜10月
生育地 竹藪や林縁や路傍、荒地等 分 布 北海道から九州
別 名 ギンマメ(銀豆) 花言葉 生命力の強い(地上と地下に種子をつける)
渡 来在来種近似種 ツルマメ

和   名 ヤブマメ(藪豆)は文字通り竹藪や草藪に生える事から。別名の銀豆は種子の色が銀色だからという。
雑   記 マメ科の植物で閉鎖花をつけるのは珍しくないが、地中につけるのは珍しいという。両者とも結実する事からamphi(双方の)+ carpos(果実)からの造語のAmphicarpaeaの属名がつけられたようだ。
地上果は扁平、長さ2.5〜3p、幅7〜8o、縁に伏毛が ある。地中果は桃色、球形、種子は1個(世界文化生物大図鑑)

08年9月5日作成

観察ノート

観察ポイント

  1. 葉が似て名前を混同しやすいツルマメの小さなピンクの花が終わった頃ヤブマメが花をつける。
  2. ヤブマメは地中にも果実をつけるが、大豆の原種といわれるのはツルマメ
ヤブマメ ヤブマメ豆果
豆果は扁平で、葉はツルマメより幅広です 種子は普通3個入っています 08年10月4日