<カサスゲ(笠菅)>

カヤツリグサ科スゲ属

学名(属名+種小名)Carex dispalata

属名Carexは一説にギリシャ語のkeiro(切る)を語源とする。dispalataは分割したの意
カサスゲ 笠菅
撮影:12年4月25日、いづれも荒川左岸河川敷にて
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幅5〜8oで硬く濃緑色 根・茎 根は横走し群落を作り、茎は3稜形
雌小穂の先端には往々にして雄花がつく 果 実 果胞は先が外に曲り鱗片が赤褐色を帯びる
高さ 40〜100p 花 期 4月〜5月
生育地 水辺や水湿地 分 布 日本全土
別 名 ミノスゲ 花言葉 古武士のような(昔は利用価値大)
渡 来 在来種 近似種ウマスゲ

和   名 葉が丈夫なので乾かして菅笠や蓑を作ったのが名の由来。
雑   記 桜区のまちづくりを進める会の荒川堤外の自然観察会に参加した折りに、初めてカサスゲの特徴などを知った。ビオトープを計 画している旧鴨川河道の水源地と思われる所にカサスゲが生育していた。
スゲ類は花らしい花を付けるわけでもなく、見ては いてもナカナカ取っ付き難いのでこのような機会は貴重だった。太陽に恵まれない水辺でも生育し、ヨシが生育しない場所でも群落 を作る事も知った。

12年5月16日作成

観察ノート

カサスゲ カサスゲの果胞
カサスゲの若い穂たち 12年4月25日 カサスゲの果胞 12年5月8日