キク科メナモミ属
学名(属名+種小名)Siegesbeckia glabrescens
属名Siegesbeckiaは18世紀ドイツの医師で植物学者のSiegesbeckに因む。種小名のglabrescensはやや無毛の意
|
|
撮影:左の写真は09年10月17日、右の写真は08年10月15日いずれも田島ヶ原サクラソウ自生地にて |
※上の写真はクリックすると大きくなります |
葉 |
対生し質は薄く長さ5〜13p |
根・茎 |
茎は少し軟毛が生える |
花 |
3裂した舌状花と筒状花の頭花は約1.5p |
果 実 |
黒色で約2o、粘腺で動物等について散布 |
高さ |
35〜100p |
花 期 |
9月〜10月 |
生育地 |
荒れ地や道端 |
分 布 |
日本全土 |
別 名 |
|
花言葉 |
人懐っこい(粘腺が多くべたつく) |
渡 来 |
史前帰化植物 |
近似種 | メナモミ |
和 名 |
「ナモミはおそらくナズムの意のナゴミとなりついにはナモミと転訛したものであろう。つまりナズムはとどこおりひっか
かるという意味で本種の粘腺ある総苞がすぐくっついてきて困り果てるのにちなむのであろう」(新牧野日本植物図鑑)とあり、
(野草の名前)には「菜揉みとは古代の強壮薬神麹(しんき)を作るためオナモミの葉を揉んだ事からナモミの名前がついた」
とあるが、神麹なる強壮薬も定かではなく両者ともこじつけくさい気がする。 いずれにしても小はメナモミより全体的に小さい事か
らで雌はオナモミに対する言葉なのは明瞭だ。 |
雑 記 |
頭花から伸びる5本の総苞片が特徴的で、その上スポークのような総苞片と舌状花等の鱗片につく細かい突起の粘腺は肉眼で
も確認でき機雷にも見えて面白い。そしてこの粘液で動物などについて種子を散布するという仕組みには驚くばかりだ。 |
09年10月18日作成
観察ノート
|
|
3裂した舌状化と筒状花全てが黄色 |
舌状花が赤みを帯びるのは成熟するから? |