<クサフジ(草藤)>

マメ科ソラマメ属

学名(属名+種小名)Vicia cracca

属名Viciaはラテン語のvincire(巻きつく)が語源。craccaは豆の古名
クサフジ 草藤
撮影:左の写真は08年6月18日、右の写真は08年6月20日いずれも鴨川堤の道場5丁目側斜面にて
※上の写真はクリックすると大きくなります
羽状複葉で小葉は9〜12対、先端は巻きひげ 根・茎 根茎は木質、茎はつる状で1.5mほどに伸びる
青紫色の蝶形花を一方に偏ってつける 果 実 豆果は2〜3p、中に2〜6個の種子
高さ 80〜150p 花 期 5月〜7月
生育地 山野の草地や堤防の日当りのいい所 分 布 北海道から九州
別 名 ウマゴヤシ 花言葉 生命力の旺盛な(色々な物に絡みつく)
渡 来 在来種 近似種ナヨクサフジ、ツルフジバカマ

和   名 花や草姿が同じマメ科でつる性の落葉低木のフジに似ているからといわれる。でも、藤の花序は長く垂れ下がり上から順 に花を開くのに対しクサフジは花序を立てる違いがある。
雑   記 6月頃の荒川堤防内外の草地や路傍の草木にはクサフジが多くの青紫色の花穂を立てている。08年の鴨川堤の道場5丁 目側の斜面にはクサフジが見事なまでに群生していた。なんとか この群生を撮ろうと2日間挑戦してみたが、目で見た景色の10分の1も表現できなかった。
「新芽や若葉は食用となり、 この仲間の茎、葉は青豆を思わせるような香りとわずかな甘味がありほとんどの種類を食べる事ができる」(野草大百科)との 事だが、その繁茂の様子からはとても食欲は湧いてこない。
同じ時期に花をつけるヨーロッパ原産で広く野生化しているナ ヨクサフジやビロードクサフジとの違いは蝶形花の広がっている先端部と細い筒状の部分がほぼ同長、花柄が 萼の後端につく事などだ。

08年6月22日作成・12年6月10日改訂

観察ノート

クサフジ クサフジにアブ
総状花序は赤紫や青紫と色とりどりです ハナアブは忙しく飛び回り蝶形花の中にもぐりこみます
クサフジの若芽
クサフジの若い芽、葉は偶数羽状複葉で先端が巻きひげ 12年6月5日