撮影:左は2008年10月2日さいたま市荒川河川敷、右は2010年10月8日田島ケ原サクラソウ自生地にて | |
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葉 | 対生し卵円形で縁に明瞭な鋸歯がある | 根・茎 | 茎は30〜70pになり短い軟毛を密生する |
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花 | 穂状花序につく唇形花は先が5裂する | 果 実 | 果時に萼は6〜7mmになり4分果を入れる |
高さ | 30〜70p | 花 期 | 9月〜10月 |
生育地 | 丘陵地や山野の半日陰に生える1年草 | 分 布 | 本州から九州 |
別 名 | 花言葉 | 第一印象のよい(茎や葉にレモンの香り) | |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | エゴマ、トラノオジソ |
和 名 | エゴマは種子がゴマに似ていることからで、エは油を取るので得、味がよいのでえ(良)の説があり前者が有力(語源由来辞典)
とあるが、それがどうして荏なのかは定かではない。 荏胡麻の荏はエゴマの漢名で、果実から絞った油は荏油というとあり、胡麻 も漢名(新牧野日本植物図鑑)とある。 そのエゴマに似てレモンの香りがあるのでレモン荏胡麻だが、エゴマの野生化したものとレモンエゴマそしてトラノオジソはよく 似て、交雑もし易く外見だけで判断するのは難しいという。 |
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雑 記 | さいたま市の荒川河川敷で「これはシソではないらしいね」とホームレスに話しかけられた。自生地に生育するのはエゴマでは
ないかとの疑問も出された。でもどの図鑑も両者を別項目では立てていない、それほど似通った近縁種なのだろう。 レモンの香り はシトラールという精油成分によるが、広島県宮島のレモンエゴマだけはエゴマケトンという強い臭気を持つ成分が含まれ、鹿の食害を 免れているという。これは植物が自らを守るための防衛措置ではないかと研究の対象にもなっているようだ。 花柄の基部には苞葉がつくがレモンエゴマは果時には落ちる。 |
2012年10月14日作成・2015年10月31日公開
果時には萼が伸びて果実を包む | 果穂は冬季にも枯れ残る事が多い 09年11月15日 |