撮影:左は07年9月13日鴻沼川畔 右は07年8月13日荒川河川敷にて | |
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葉 | 柄があり対生。羽状複葉で小葉は全縁 | 根・茎 | 茎は長く延びてまばらに分枝する |
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花 | 葉腋から白い花弁状の萼片を十字状に開く | 果 実 | 痩果は平たい倒卵形で黄土色、白毛をつける |
高さ | 葉柄で他のものに絡みつきよじ登る | 花 期 | 8月〜9月 |
生育地 | 野山、路傍など日向に生える多年草 | 分 布 | 本州、四国、九州 |
別 名 | 花言葉 | あふれるばかりの善意(白い花が一杯につく) | |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | ボタンズル |
和 名 | 日本名は仙人草であるが、今は意味がわからない(新牧野日本植物図鑑)とあるが、「センニンソウの名は古書に「仙人 草」とある。果実の毛を仙人の白毛と見立てたものではあるまいか」(野草図鑑)の説が多いようだ。 |
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雑 記 | キンポウゲ科の学名はRANUNCULACEAE(ラナンキュラス)でセンニンソウ属の学名はClematis(クレマチス)、どちらも園芸種の名前に使われて
ポピュラーだ。 キンポウゲ科の植物は花弁状の萼片をつけるものが多く、トリカブト属をはじめアルカロイドを含む有毒植物が多いが、 薬用として利用されるものもある。花が美しく観賞用に栽培されるものも多い。日本には22属145種が産する。 センニンソウ(クレマチス) 属にはつる性のものが多く、葉は対生し葉柄で他のものに絡みつき、雄しべ、雌しべが多数あるのが特徴といわれる。 ハンショウヅルを除きカザグルマや中国原産のテッセンなど花が大きく上向きに咲くものがあり、鑑賞用にはこれらのものが喜ばれ、交配は何世紀にも わたって続けられ、現在では2,000種を超える交配品種が生み出されているといわれる。 上向きに咲き、白いセンニンソウの花には 甲虫(コアオハナムグリ)が多く見られる。 |
07年9月25日作成・09年6月28日追記
伸び出して来た若芽 09年3月11日サクラソウ自生地 | ひょろりと伸びてきました 09年3月23日サクラソウ自生地 |
花付きも痩果付きもいい 08年11月4日荒川河川敷 | 枯れるとなおさら仙人らしくなります |