セリ科ヤブジラミ属
学名(属名+種小名)Torilis japonica
属名のTorilisは意味不明と云う。種小名のjaponicaは日本の意味
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撮影:04年6月12日 東京と小金井市の玉川上水河畔 |
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葉 |
互生し2回羽状で葉柄は鞘となって茎を抱く |
根・茎 |
茎は直立し上部で分枝する |
花 |
複散形花序に小さな白い花をつける |
果 実 |
約3oで先が曲がった棘がある |
高さ |
30〜70cm |
花 期 |
5月〜7月 |
生育地 |
路傍、野原、草藪など |
分 布 |
北海道、四国、九州 |
別 名 |
ひっつき虫 |
花言葉 |
ジキルとハイド(花は清楚だが) |
渡 来 | 在来種 | 近似種 |
オヤブジラミ、シャク |
和 名 |
藪虱は藪などに生え果実が人によくつくからという。6月頃に茂った草はらやちょっとした林などを歩くと感心するほど多
くの実がズボンに付いてくる。取るのは一苦労だ。小さな白い花が群生している様や果実が群がってついている様子も虱の繁殖力
との共通項かもしれない。 |
雑 記 |
現代日本では虱はほとんど見る事が無いが、ドラマ等で縫い目にびっしりと食い込んだ虱を見るとおぞましい感じがする。虱
のイメージはどうひいきめに見ても良さが無い。でも、実際にはたかられる事も見る事も無いシラミには嫌悪感も薄れて植物の名
としての意識が強くなっているようだ。
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05年6月5日作成。09年5月24日再改訂