10月28日は台風一過の青空が広がりました

道場4丁目水田風景
10月27日は終日強い雨が降り続いた。その上一昨日急に発生した台風20号が、伊豆半島の東海上を通過したのでその影響で夕方を中心に風雨共に強くなった。
  この荒天では自転車での外出はままならなかったが、28日は将に台風一過の秋晴れで雲ひとつない青空が広がった。
青空をバックにそびえるNHKの電波搭に久し振りに感動を覚えカメラを向けると、鋭いモズの高鳴きが聞こえたので、慌てて探すと太い支柱の途中で囀っていた。
NHK電波搭 モズ
高さとその支柱が占める敷地が広大です秋から冬には雌雄とも別に縄張りを持つというモズ

堤防上からは雪を頂いた富士山が遠望できました

プラザウェストの前の道を中土手橋から荒川堤に上がると富士山が遠くに見えた。
その先の羽根倉橋入口の左側に開ける辺りはセイダカアワダチソウの見事な黄色い世界が広がっていた。 青い空にそびえる富士は、水道タンクの所で堤防を下りるまでずっと遠望でき、その下に開けた日曜日の荒川総合運動公園は多くの人で賑わっていた。
富士山 セイタカアワダチソウ
雪を頂いた富士山は少し霞んでいましたセイタカアワダチソウ(背高泡立草)の群生が見事です

秋の陽射しにノジスミレが花開いていました

三条町の水田地帯の畦にはロゼット状に地面に広がったスミレが短い花をつけているのが散見できたが、コガマの群落も色々な草に埋もれ加減でさして目に付く花はなかった。
復路は運動公園と昭和の水田地帯の横提下を通り自転車道迂回路に入ったが、途中、いつの間にか一つだけになってしまったカラスウリはかなり緑の縞が黄色みを帯びていた。
ノジスミレ 昭和の水田地帯 ルコウソウ
左はノジスミレ、真中ははるか向うに富士山が見えます。右はルコウソウ、一輪だけ花をつけていました

道場4丁目の農道はカゼクサに覆われ歩くのも大変でした

道場4丁目のプラザウェストから鴨川堤方面に延びる農道はすっかりカゼクサに覆われて膝くらいの高さがあり、歩くのにも大変なくらいだった。台地状や広い公有地も雑草に覆いつくされていたが真中辺りで道場3丁目方面から直角に交差する農道は真中が除草されていた。散歩もままならないので近所の人が刈ったのだろう。
前回にはセイダカアワダチソウの黄色に彩られていた道場5丁目の田圃地帯を囲む鴨川堤はきれいに除草され、秋の深まりを感じさせられた。

今年初めてホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)に出会えて大感激でした

25日には河川敷の荒川自転車道を西遊馬公園まで走ってみた。健保組合グランド脇からの自転車道は台風9号の被災から2ヶ月近くたった今もほとんど手がつけられず、部分的に赤白のカラーコーンが立てられているだけだった。
西遊馬公園近くの田んぼで今年初めて細葉姫禊萩の花と出会えた。背丈は15pくらいで去年の群生の華やかさには及びも付かなかったが、濃いピンクの花は懐かしくも美しく大感激だった。またこの辺りの堤防のコセンダングサは白い花弁のあるコシロノセンダングサが多く見られた。
ホソバヒメミソハギ コシロノセンダングサ
細葉姫禊萩は稲の刈り株より低い背丈でした。コシロノセンダングサは今年は特に多く目に付きました

荒川堤防は秋の草刈りがほとんど終わり冬支度です

土屋の水田地帯の堤防の内側は早い時期に除草が終わっていたが、外側の除草も進み、川越線の踏み切り辺りまでのオギやノコンギク、ユウガギク、コセンダングサそしてセイタカアワダチソウの群生も刈られてすっかり冬支度を整えていた。
平成19年11月8日作成