穏やかな暖かい日で皆でゆっくりとお墓参りができました

歩くん
祥月命日で長男夫婦が墓参りに来ていたが、女房と長男達は車で、自分はいつも通り自転車で青葉園に向かっ た。時間的に上手く落ち会えてお互い待つことなくスムーズに墓参りができた。
すぐ後ろの小高い神社の八重の梅がきれいに咲いていた。暖かくて孫も大喜びで駆け回っていた。

神社の境内で片手に棒を一方の手で何を掴もうとしているのでしょうか。ひ孫が墓参りに来てくれて母も泉下 で喜んでいた事と思います。

大宮花の丘公園の近くにたくさんのフクジュソウが花を付けていました

フクジュソウ
お天気がいいので大宮花の丘農林公苑に行く事になった。初めてなのに満足な地図も持ち合わせていなかった が何とかなるだろうとそれぞれに向かった。途中大きなインターで方向を見失いそうになったが、聞きながらどうやら辿り着いた。
大宮花の丘農林公苑の近くで、ぶどう棚なのか大きな棚のある農園の周囲にフクジュソウが栽培されていた。 広い農園の内側に黄色い帯のように花を付けていて見事だった。母の大好きだった花だ。
フクジュソウ(福寿草)はキンポウゲ科 の多年草。花は上向きに咲き常に太陽の方を向くという。早春の寒い時期から咲くのでパラボラアンテナのようにひかりを集め中を 暖かくしてハナアブなどが来やすくする。蜜は無いが多くの雄しべが花粉を提供する一日花で、花弁に見えるのは萼片。
梅とマンサクが見ごろでロウバイは少し遅いとの事だったが、園内はとにかく広く何処にあるかが問題だった が、自転車の乗り入れができたので奥の方にあるのを難なく見つけられた。
普通シナマンサクが多いがここのは葉をまったくつけていず、在来種のマンサクのようだった。サンシュユが 一本だけあって花が咲き始めていた。ソシンロウバイは雄しべが明瞭なのが一輪だけ咲いていた。
マンサク サンシュユ
マンサクの花 サンシュユの花
マンサク(満作)の写真の円内は花の中心のアップ。「葯の左右には丸い蓋があり開花 すると真上に跳ね上がる。黄色の花粉は蓋の裏側についている」(花の顔)とあるので、紫褐色の葯の両側についている黄色が蓋の ようだ。花柱が深く2裂するのもかすかに見える。尚萼も雄しべも雌しべも紫褐色なのはハエに肉を連想させる為という。
サンシュユ(山茱萸)はミズキ科の落葉小高木。山茱萸は中国名で、別名のハルコガネバナは花の美しさを愛で た牧野博士の命名と言う。ひえつき節の「さんしゅの木」はサンシュユとも言われているがひえつき節の成立年代はサンシュユが渡 来した江戸時代中期よりはるかに古く、山椒の木が正解のようだ。

母の導きと思われる偶然が2つ重なりました

14時過ぎに皆より一足先に公苑を後にしたが、帰りの道がよく分からず取敢えず指扇を目指した。昼からは気 温が上がり4月下旬くらいの暖かさで厚手の真冬のコートは重くて汗だくになってしまった。
やっと16号に出たので上江橋に行きつければと思いひた走った。ようやく見えた高架が上江橋かと思ったが違 い不安な気持ちで走っていると突如指扇病院の横に出た。母の亡くなった病院だ。4年前に亡くなってから初めてだった。
ツーリングのグループ
時計を見るとちょうど遺体が家に向かったくらいの時間だった。何か不思議な気持だった。間違いなく母の導 きだったのだろう、ここからは勝手知ったる自転車道を一気に帰ってきた。
好天の日曜日とあって自転車道はツーリングのグループが結構ありました
不思議と言えば2年前に土手にヒガンバナを植えていた女性と羽根倉橋の近くでばったり出会えた。
立て札を出したりして連絡を呼び掛けたが分からないままだった人だ。本当に偶然でこれも母の導きと感謝。 その後のヒガンバナの件や連絡先など色々話をする事が出来た。

平成23年6月3日作成