道場・昭和・土屋いずれの地区の河川敷の田んぼも早稲の収穫を終っています

朝日に照らされる河川敷
今朝は5時半前に家を出た。日中は射すような陽射しで猛暑日が続くが、さすがに朝は爽やかだった。いつも空は 青くても富士山は見えないが、うっすらと青い形だけが見えた。
ゴミ焼却場の工事現場は何故か高い塀をめぐらせてしまい、道路からはほとんど見えなくなっている。
このところ荒川土手にはガガイモの花が満開だ。前方は刈入れが済んだ田んぼが見られる秋ヶ瀬地区の河川敷。
河川敷の早稲の収穫はどこの河川敷も終わっているが、道場などの秋ヶ瀬地区が一番早いようだった。先日設置 された河口よりの距離の表示板は400m毎のようだが、何か中途半端な距離だ。

自転車道迂回路の右側はクズが花序を立て、キクイモが高く伸び出しています

クズ"/ キクイモ
塚本の田んぼ地帯と自転車道迂回路の間のブッシュはクズが最盛期で、葉の下に隠れている事が 多い花が上に伸び出して、所々キクイモの花達が見られました。
自転車道迂回路の野球場を過ぎて専用道に入ったばかりのゴルフ場のフェンスにキンポウゲ科のセンニンソウが 真っ白く花を群がらせていた。いよいよセンニンソウの季節到来だ。
先の方のクズの群生地ではクズが花を立て、キクイモの黄色い花が伸び出していた。一度終わったと思ったメハ ジキも新しく成長したらしい小さな株が花を付けていた。

タコノアシは殆どの株が花序を立てていました

タコノアシ
雌しべが6個の花 花に虫
左上の花は雄しべが12本です 翅の透き通った何の虫でしょう
タコノアシの周囲の畔はたっぷりと露を含 んでいて長靴がっびっしょりになった。
タコノアシは期待通りほとんどの株が花序を立てて、たくさんの白い小さな裸花が朝日に輝いていた。陽炎のよ うな虫が来ていてほとんど動かなかった。蜜は出さないので花粉を舐めているのだろうか。
ハナアブも1匹きていたがこちらは忙しく飛び待っていて、追いかけるのが大変だった。
アップで撮った花がたまたま雌しべが6個で雄しべも12個付いていた。何にでもイレギュラーがあり、対応するも のが同じ増え方をするのも面白い。

土屋築堤上は焦げ茶の風景に変わりましたが河川敷の田んぼは黄金色でした

土屋築堤のアメリカネナシグサがはびこっていた所は焦げ茶色に風景を変えていた。アカツメクサの丸い花序が 黒焦げて倒れている。寄生されてすべて枯れてしまったにしては極端すぎる。除草剤でも撒いたのだろうか。7月はここでMtバイクがパ ンクしたのも思い出し嫌な感じになった。
少し先のエノコログサの群生地を歩くと一昨年には隆盛を誇ったカワラニンジンが2株見られて懐かしかった。
トックリバチの巣 カワラニンジン ハツユキソウ
餌も入っているトックリバチの巣 キク科のカワラニンジン トウダイグサ科のハツユキソウ
土屋堤防の斜面で朝食のお握りを食べながら、すぐ横を見るとヒメムカシヨモギにトックリバチの巣が3個ついて いる。一番上はもう羽化したらしく穴が開いていた。
目の前の田んぼはたわわに実った稲穂で埋めつくされているが、一部では早稲の収穫が終わりもうひつじ(稲孫) が生えている所さえあった。
田んぼ地帯の手前のブッシュに白い花が咲いていたが、白いのは葉でトウダイグサ科の園芸種のユーフォルビア 和名はハツユキソウだった。
土屋田んぼ
収穫が終わった田んぼも見られますが、頭を垂れた稲穂の田んぼが一面に広がっています(土屋田んぼ)

たった2輪でしたが今年初めてキクモの花に対面しました

スベリヒユ
以前にスベリヒユの蓋果の蓋が取れ、ラッキーにも蓋が葉の上に乗っていて中の種子まで見られた所で、花がき れいに開いていた。晴れた午前中しか咲かない花なのでうれしかった。
今日の目的の一つは休耕田探訪で、土屋田んぼで大きな休耕田に入ってみた。ここはウリクサが多かったので歩 きまわってみるとキクモが群生している所が何ヶ所もあった。でも残念ながら花はまったく見られなかった。
キクモの花
先日初めて入ってキクモがかなりあった島根の休耕田ではキクモの花と対面できた。2花だけだったが今シーズン 初見参でなんとも嬉しかった。
休耕田で小さな花を探していると陽光が容赦なく降り注いで頭も首も背中も痛いくらいだった。仕方なしに帽子 の下にタオルを被り、庇を後ろにして観察していた。気が付くと幼稚園児のような格好で我ながらおかしかった。

ジャコウアゲハの幼虫が4匹いて、29日には蛹も1匹見られました

ジャコウアゲハの幼虫
23日にウマノスズクサにジャコウアゲハの幼虫がいるのを知って調べてみると、幼虫は20日くらいの間に4回の脱 皮を繰り返して蛹になり、夏の時期の蛹は1〜2週間で羽化するとあった。
そして蛹は女性が後ろ手に縛られているような形をしているので、播州皿屋敷の話から、お菊虫の別名がある事 も知った。
是非お菊虫を見たくて自生地に行ったが、終齡に近い幼虫が4匹いただけで蛹は見られなかった。

29日に近くまで行ったついでに寄ってみると1つだけ蛹が見られた。姫路城下にジャコウアゲハの蛹が大量発生し た時、人々はお菊が虫になって帰ってきたと噂したようだが、まさにその噂通りの形だった。
お菊虫 お菊虫 お菊虫
長さは3〜4pですが、首に紐までかかっているようです。 いずれの写真もクリックすると大きくなります
平成24年8月31日作成