撮影:09年8月19日さいたま市桜区荒川河川敷にて | |
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葉 | 多数互生し長さ7〜12cm、幅約1pと細長い | 根・茎 | 地中に走出枝を出し、茎は円形で直立 |
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花 | 花径約5o、雄しべ10本、雌しべ5個の裸花 | 果 実 | 刮ハは星型で上部が取れ多くの種子を出す |
高さ | 30〜80cm | 花 期 | 8月〜9月 |
生育地 | 河原などの低湿地 | 分 布 | 本州以南 |
別 名 | サワシオン(沢紫苑) | 花言葉 | ユーモラスな(花や実の形が面白い) |
渡 来 | 在来種 | 近似種 |
和 名 | 蛸の足で「花序の分枝に花が吸盤のように並びタコの足状に見える事により、また沢紫苑は沢地に生えるシオンの意味で
ある」(新牧野日本植物図鑑)
秋に紅葉するとまさしくゆでダコの足でこちらの方が形も色もぴったりで、花の季節よりポピュラーだ。 |
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雑 記 | 花序も一つひとつの花もそして紅葉した様もかなり個性的だ。それかあらぬか花の形態などからベンケイソウ科に分類する(山渓
野に咲く花)説もあるようだが、葉が薄く雌しべの基部に蜜腺が無い事などからユキノシタ科に分類(日本の野生植物、新牧野日本植物図鑑)
される事が多いようだ。そして1990年代に登場したAPG植物分類体系ではタコノアシ科として独立科を与えられているという。 近縁の植物は無いようだが、生育地がセイ タカアワダチソウと似ていて競争に負けたのが減少の一因とも言われる。 準絶滅危惧(NT) |
09年8月21日作成
タコノアシの若い株 2012年6月11日 | タコノアシの花軸は放射状につく 2009年8月27日 |
紅葉したタコノアシの株 2009年9月27日 | 紅葉したタコノアシ 08年10月5日野川公園自然観察園 |