トウネズミモチがいっぱいに花をつけ、ハンゲショウがもう葉を白くしていました
新大宮バイパスの横断陸橋の脇のトウネズミモチが花の盛りで、むせるような芳香を放っていた。
トウネズミモチは明治初期に渡来したモクセイ科の常緑高木で、公園などに植えられている。実が多く付き、鳥に依る糞の被害が拡大
して急速に日本各地に広がりだしている。要注意外来生物。
道場5丁目の耕作放棄地に生えるハンゲショウがもう白い葉をつけていた。
昭和田んぼの水路際にイヌヌマトラノオが多くの花穂をたわませていました
ヌマトラノオの性質の濃い花穂は上を向き、オカトラノオの強い花穂はたわんでいます
昭和田んぼでは去年も独特の花序ををつけ楽しませてくれたタコノアシが若い茎を伸ばし始め、ツユクサの花も今年初めて見られまし
た。
少し先の水路際にイヌヌマトラノオが見事な群生を作って
いた。昨年はちょっと早めで蕾のほうが多かったが今年はちょうど花の盛りでモンシロチョウが多く来ていた。
オカトラノオ属を細分化したオカトラノオ節にはヌマトラノオ、オカトラノオそしてノジトラノオの3種があり、ヌマトラノオとオカ
トラノオの交雑種がイヌヌマトラノオと言われ一番ポピュラーだ。
荒川河川敷に現在はオカトラノオは自生していないが、かなり以前には洪水で運ばれてきた可能性は十分あり、長い年月の間に交雑
していったと考えられる。
塚本の横堤にノカンゾウが見られ、オスのキジが畦にメスのキジが堤防にいました
塚本の田んぼのあぜ道をオスのキジが歩いていた。左右はまだそう伸びていない田んぼで隠れようにも隠れられなかったのだろが、
時折立ち止まりながらも比較的急ぎ足で去って行った。
しばらく行った堤防の斜面の草の中に何かがいた。見ていたら草叢からメスのキジが顔を出した。すぐ逃げるかと思ったら慎重に
アチコチ見まわしたあと、おもむろに草むらに消えたが先ほどのオスとのつがいだろうか。
ネットで見るとメスは複数でオスの縄張りを回るようなことが書いてあるが、荒川河川敷ではつがいでいるのや雄雌単独でいるのしか
見たことがない。個体数が少ないからだろうか。
オスのキジは尾が長く体長80pくらい | メスのキジは体長60pくらい |
キジの諺は日本昔ばなしでは石川県の父娘の哀しい民話もある「キジも鳴かずば撃たれまい」や親の子を思う気持ちを表した「焼け野
の雉子(きぎす)夜の鶴(つる)」などもあるようです。
新クリーンセンターは鉄骨が立ち上がり、工事が急ピッチで進めらています
新クリーンセンターは鉄骨が立ち上がり急に工事の
スピードが上がったような気がします。工事が進むにつれクレーンがますます長くなり、工事現場もどんどん高くなり作業する人たちは遠目にも大変です。
河川敷の原野ではノカラマツが花の盛りで、名の通りカラ松の葉のような花をいっぱいにつけている。相変わらずコアオハナムグリや
花粉団子を付けたミツバチも見られた。
ここではノカラマツはオギの中に生えているのもあるがノカラマツ単独で群生している所が多い。でもよく見ると必ずオオブタクサが
混生している。茎が弱い者同士互いに助け合っているようだ。今年はオオブタクサ壊滅作戦を遂行中だが、そんなオオブタクサを抜こうとすると必ずノカラ
マツの茎に寄り添っている。
周囲のオオブタクサを抜いた中の方ととエノキの下のノカンゾウが花を咲かせていた。去年まではほとんど見られなかった所で花は黄
色味の強い上品な感じだった。
新クリーンセンター工事現場 | ノカンゾウ | ノカラマツにミツバチ |
このところ翌28日の武蔵浦和コミュニティセンター環境展講座の「身近な自然を守り、つなぐ」のパワーポイント作成に時間を取られ
ていた。「2013田島ケ原サクラソウ自生地」のタイトルで、構成上短くするのが難しかったがどうやらでき上がった。
平成25年7月15日作成