<イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)>

サクラソウ科オカトラノオ属

学名(属名+種小名)Lysimachia X pilophora

属名のLysimachiaはマケドニア王Lysimachionの名をたたえたもの。またはlysis(ほどける)+mache(競争、争 い)
イヌヌマトラノオ 犬沼虎の尾
撮影:09年7月15日自然教育園にて
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長さ6〜8pで幅が狭く葉柄は無い 根・茎 茎は白い短毛がまばらに生えるか無毛
花冠は5裂し花径約1p 果 実 刮ハは花柱が残る
高さ 60〜100cm 花 期 6月〜7月
生育地 水辺などの湿地帯 分 布 関東近辺か?
別 名 花言葉 たくましい(湿地の植物の中で多く見られた)
渡 来雑種近似種 オカトラノオノジトラノオヌマトラノオ

和   名 何故イヌヌマトラノオなのか?普通植物にイヌがつく場合には似た同属のものに比して役に立たない事を意味するようだ が、ヌマトラノオが薬効があるとか食用になるとの話は聞かない。花穂の様子などはオカトラノオに近いと思うが水辺の湿地に生 育するのはヌマトラノオに似ている。
雑   記 たまたま自然教育園に行ってみようと思い立った。水生植物園に行くとトラノオの花穂が多く見られイヌヌマトラノオの表示 があった。雑種として名前だけを知った、いわば幻のイヌヌマトラノオが目の前にあった。この日は陽射しが強く焼けつくようだ ったが色々撮りまくった。
この日は担当の方が外出中で話が聞けなかったが、後日電話でお聞きすると「35年くらい前まで はオカトラノオが全盛でヌマトラノオは少しだった。それが次第にイヌヌマトラノオが増え始め今ではヌマトラノオは見えなくな ってしまった」との事だった。
田島ヶ原サクラソウ自生地のトラノオは何者?Part2参照。
観察会で出会ったノジトラノオとその交雑種達参照。

09年7月20日作成

イヌヌマトラノオ イヌヌマトラノオ
葉は互生し、細長く水平に開いています 花はどんどん咲き上り果穂が長く2段構えになっています