今年の塚本農協の野焼きは2月7日(土)の予定です
朝は昨夜来の雨が残ったが、次第に青空が広がり日中は4月上旬並みの暖かさになった。いつも着ていくセーターを脱いで
行ったが、途中では汗ばむほどだった。予報によると最高気温は16℃くらいまで上がったようだ。
塚本田んぼ地帯入り口の自転車道迂回路の所に、恒例の塚本農協の野焼き告知の看板が立てられていた。
この時期は雨でなくとも風が強くて実施できない場合があり、予備日が多く表示されていた。
カヤネズミの巣を探してみました
野焼きの準備で周囲を刈ってあるヨシ原を見てフト、カヤネズミの巣を探してみようと思いついた。
サクラソウ自生地では野良猫のお蔭で居なくなってしまったので是非ここで見つけてみたかった。
人の気配に驚いて飛び立つ小鳥(左上の写真はヨシの中から突如近くの樹に飛び上がったヒバリ)
の他は何も無くて、やっぱりダメかと諦めて最終自転車道迂回路に上がろうとした時に枯れ茎に何か付いているのが見えた。
遠いので肉眼ではハッキリせず、つる植物か枯葉の塊だろうと思ったが、ダメ元でズームを効かせて確かめてみた。ディス
プレーを見るとどうやら何かの巣のようだ。急遽ヨシをかき分けて行ってみるとまさにカヤネズミの古巣(右上の球巣
はソフトボール大)のようだった。でも何も居ず卵もなくてもぬけの殻だった。
大阪市立自然史博物館のH.Pには「同じような環境に営巣するのはウグイス、オオヨシキリ、セッカなどで一番大きな
違いは鳥の巣は素材を運んできて作るのに対してカヤネズミの巣は周辺の葉っぱを引っ張ってきて細く裂いて丸めている点。そしてカヤネズミ
の巣は球状であるのに対してオオヨシキリはお椀型、セッカは深いコップ型、ウグイスは縦長のボール型」とあった。
※カヤネズミは日本で一番小さいネズミで体重は500円玉くらいしかない。サクラソウのポリネーターと言われるトラマル
ハナバチの女王はカヤネズミの古い巣穴を越冬に利用するという。
スズメやカワラヒワは大群が少なくなり、群れの数も少なくなった気がします
暖かかった河川敷にはスズメやカワラヒワの群れが多く見られた。いずれも次第に大群が少なくなり、群の数も少なくな
っているように感じる。
アトリ科のカワラヒワはキリりコロコロと鳴きながら群舞していると軽快で可愛い。嘴が太くピンク色を帯び、黄色い翼帯
とM尾が特徴だ。でも、一羽だけいるのを撮ると人相(?)が悪く見えるのはどうしてだろう。
カワラヒワ(河原鶸)は体長約14pでスズメよりやや小さい。全国に分布する留鳥。主に植物の種子を食べる。
ホウジロもカシラダカも撮った時にはそれと気づかず、パソコンに移して初めて同定できた。
カシラダカはホウジロ科の冬鳥で体長は約15p。時々冠羽が立って見えるのが名の由来という。ホウジロに似ているが
一回り小さく、腰の赤褐色で周囲が薄色のウロコ模様が特徴。
右のホウジロは冠羽が立っているようにも見えるが、実際にはない。体長は17pくらいで尾羽が長い。頬が白いのが名の
由来というが、過眼線や顎線の黒色の方が印象強く感じるのは私だけだろうか
カシラダカ | ホウジロ |
ヨモギの紅葉 | ギシギシの紅葉 |
錦乃原桜草園は草焼きはやらずに刈り取ったようです
オニグルミの冬芽と葉痕 | ノウルシの芽とオオブタクサ種子 |
錦乃原桜草園は草焼きせず、刈り取ってきれいになっていた
錦乃原桜草園の向かい側のオニグルミの冬芽を観察してみた。裸芽で先が尖り褐色の短毛が密生している。頂芽は約1.5p
と大きい。葉痕は大きくて3つの維管束痕がよく目立ち羊の顔のように見える。
平成27年2月3日作成