刈り取りはまだ少なく、原野はオオブタクサが我が物顔に繁茂していました
道場の飛び地の田んぼ地帯のパノラマ写真。左端だけが刈り入れ済みで他はまだのようです
前日の22時頃にはまだ雨が降り続いていたが、今朝は一部にきれいな青空がのぞいていた。
道場の飛び地一帯の田んぼは早稲の刈り取りが進んでいるかと思ったが、まだほんの一部だけだった。
今年はすっかりご無沙汰してしまった原野は入口の農道にもオオブタクサが大きく育って、知らなければとても入っていける状態ではなかった。
去年は毎朝通ってオオブタクサ退治をした原野も腰まで雑草が伸びて歩くのも大変だった。そして周囲にはもう穂を出し始めたオオブタクサが
大きく我が世の夏を謳歌していた。
ヘクソカズラが盛大に花をつけ、キクイモが咲いて、スズメバチやイチモンジセセリも
自転車道迂回路に入って塚本地区の右手の荒地にはキクモイモが咲き乱れていた。コナギが群生している休耕田では咲いている花をようやく一株
見つけられた。
エノコログサが昨夜来の雨を含んでキラキラ輝き、カラスウリの葉の表面の細毛が陽に輝いているのも面白かった。
ゴルフ場との境のフェンスにはヤブガラシやヘクソカズラ、そしてノブドウが絡みついている。ヤブガラシの平らな集散花序は緑の小さな蕾のもの、
ピンクや朱色の花盤を付けたもの、花柄だけになったものと様々だ。
ヘクソカズラが花の盛りで、真ん中の紅い白い小さな花を
密集して付けている。花冠の内側に毛が密生していたり、茎や葉に異臭があったり特徴的なヘクソカズラだが、ヤイトバナ、サオトメバナの別名もある。中にはもう緑の
実もあった。
イチモンジセセリ | コナギの花 | モンスズメバチ |
イチビの刮ハに取り付いていたカメムシはブチヒゲカメムシと同定できました
イチビはどう探しても花は無く、刮ハだけが見られた。刮ハにはブチヒゲカメムシが多く来ていた。
イチビは江戸時代に繊維を採る目的で中国から輸入され、縄や袋の材料や火口として利用されたが、近年栽培されなくなり逃げ出して雑草化して
いる。また戦後アメリカから家畜の飼料用のトウモロコシに交じって渡来したものがあって、インド原産のイチビは東回りと西回りの両方で日本に移入している。今
多く見られるのは後者のルートのもので、刮ハが熟すと黒くなるのが特徴という。
刮ハに取り付いていたカメムシはよく見る種の気がしたが、図鑑を調べても無くて、一旦はクサギカメムシかと思った。
しかしどうも納得いかず再度ネットを見ていたら、やっとブチヒゲカメムシが出てきた。特殊な種でもなさそうなのに不思議だ。
ブチヒゲカメムシは触角が白黒のブチなのが名の由来というが、背中の中央の白紋が同定のポイントだ。
ブチヒゲカメムシはマメ科、キク科の植物に付き、ダイズ、ワタ、ゴマなどの害虫。イネの穂も食害する。
大久保樋管の盛土堤防にシナガワハギが群生しアメリカオニアザミが突出しています
大久保樋管工事で盛り土された所にシナガワハギが群生している。ちょうど花の盛りだったが、とにかく風に弱い。ちょっと風が吹くともう大きく
揺れて焦点が定まらない。丈だけが伸びて茎は細くて弱いので斜めに傾ているのも多い。
シナガワハギ | アメリカオニアザミに来たツマグロヒョウモンとモンシロチョウ |
アメリカオニアザミはそろそろ花の盛りは過ぎたようだが、よく目立つので、ツマグロヒョウモンやモンシロチョウが吸蜜に来ていた。
アメリカオニアザミはさいたま築堤が始まってから見られるようになった。そして急速に数を増やしている。とにかく大きいのとウッカリ触ると
非常に痛い。茎のハッキリした翼に刺があり、茎葉には縁の他に上面にも1oほどの刺が密生していて鋭い刺のデパートだ。
1960年代に北海道で発見され、四国辺りまで生育地を広げているようだ。
午後は孫を迎えに行きましたが、違う路線で同じような遅れが発生しました
浦和駅について時刻案内表示を見ると湘南新宿ラインがすぐに来る。でもちょっと忙しいので5分遅い上野東京ラインに乗った。
上野を過ぎた辺りで車内放送が恵比寿目黒間で火災が発生したので山手線や湘南新宿ラインが止まっていると告げた。ラッキー!!と運のの良さを
感謝した。
ところが川崎駅の直前で乗った電車が急停車。しばらくして人身事故が告げられた。そして間もなく復旧には1時間くらいかかる事が放送された。
浦和〜横浜間の2つのルートで、同じような時間に、同じような遅れが出たのは偶然の一致としても事故が多すぎる。
平成27年8月31日作成